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　いよいよロンドン五輪アジア最終予選が行われる中国・済南に入った。初日のトレーニングは、なんと突然の豪雨のために中止。波乱の幕開けとなったが、翌30日のトレーニングは無事に行われた。

　開始時間は試合と同じ15時30分から。蒸し暑さはあるものの、曇り空のため、後半からは少し暑さもおさまった。選手たちはウォーミングアップ後、4グループに分かれて2対2から5対5と、かなりハードな運動量をこなすも、疲れを見せずにそのまま11対11へ突入した。

　メンバーは初戦(9月1日)のタイ戦をにらんで中盤をごっそりと代えたメンバーでスタートした。注目は宇津木瑠美と田中明日菜のボランチコンビ。「W杯では出場機会は少なかったけど、ベンチから見て学んだこともある。タイ戦はきっと個々のプレーが重要になってくる。そこを佐々木監督がどう評価するか。個の結果がチームの結果につながると思う」と語るのは宇津木だ。

　そして、もう一人期待したいのが上尾野辺めぐみ。岡山合宿の練習試合で見事なFKを決めてから上り調子の上尾野辺。左サイドへ1枚ポジションが上がったことで、さらに積極的にゴールを狙う意識が高まっているだけに期待大だ。

　ただでさえ難しい大会初戦。ロンドン五輪の出場権がかかっているとなればなおさらだ。しかし、思った以上に選手たちに気負いはなく、いい意味で力も抜けて順調な仕上がりを見せている。注目の第1戦は9月1日15時30分(現地時間)から行われる。

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※本コラムはロンドン五輪アジア最終予選(9月1～11日、中国・済南)に挑む日本女子代表(なでしこジャパン)の密着記です。大会閉幕まで、試合開催日を除いて連日、現地から生の情報をお届けします。