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モロッコ(CAF)
W杯予選参加回数　11回
W杯本大会出場回数　4回
最高成績　ベスト16(86年)
W杯戦績(本大会含む)　98戦43勝33分22敗
首都ラバト
FIFA加盟1959年
FIFAランク35位(6/13現在)
　大西洋と地中海に面したアフリカ北部の国で、代表チームは「アトラスのライオン」の愛称を持つ。1956年にフランスから独立。
　北アフリカ勢らしく組織を軸に、豊富な運動量で試合の主導権を握る小気味良いサッカーをする。W杯出場がアフリカではカメルーンに次いで多い4度の強豪。86年メキシコW杯ではポーランド、イングランドと引き分け、ポルトガルを破り、強豪国に一歩も引かない戦いを見せ、アフリカ勢初の決勝トーナメント進出を果たしている。しかし、最近2大会はいずれも予選最終節に、あと一歩のところで本大会出場を逃している。

ジンクス・データ
　W杯予選にはアフリカ勢最多タイの11度参加し、4度突破。同地域においての同予選試合数が85試合とこれも最多だ。予選の勝率は.482と、アフリカでは上から8番目の成績。また、非常に渋太く、同地域のW杯予選引き分けの最多数を記録している。
　06年ドイツW杯予選は10戦無敗ながら敗退している。予選無敗敗退の国が、次のW杯で本大会に出場する確率は僅か15%と低い。さらにモロッコは過去78年と98年W杯予選を無敗で終えているが、いずれも次のW杯では予選敗退を喫している。このジンクスでいけばモロッコの3大会連続予選敗退は濃厚となっている。

天敵
　アフリカ勢ではそこまで苦手な国がいないが、世界の国の中ではドイツが天敵。70年W杯ではGLで、86年W杯(いずれもメキシコ開催)ではベスト16と、いずれも大舞台でドイツに苦杯を喫している。

カモ
　セネガル、エジプト、シエラレオネなどがモロッコの餌食になることが多い。これらの国に、モロッコは相性的に優位な立場にある。

因縁
　モロッコとは切っても切れないライバルが同じ北アフリカの雄チュニジアだ。W杯予選では同地域最多の14戦を行っており、通算戦績はモロッコの1勝11分2敗とほぼ互角。決着は全て1点差以内で、同予選同一カードの引き分け数は世界1位。現在は同予選5試合連続引き分け中だ。次の対戦で引き分けた場合はW杯予選タイ記録の6試合連続引き分けとなるが、なんてことはない。記録を保持しているのが結局このカード。ひたすら引き分けを繰り返すこの対戦はアフリカ・ダービーの名に相応しい。サッカーのライバル関係は、アジアでいえば日本-韓国のようなものだ。

モロッコ=パラメータ(100点満点)
攻撃力　　72
守備力　　61
タレント　70
経験　　　87
予選無敗　27%

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(ジンクス担当　宝田雅樹)