“お・も・て・な・し” 慶應サッカーファミリー大集合!
by 呉田幸子
by 呉田幸子
こんにちは。
先週末日本体育大学戦が行われ、ついに、念願の後半戦初勝利を掴みました!勝利は本当に良いものだな~と改めて感じました。
ここからスタート。「連勝」ではなく、また「一勝」を目指して謙虚にやって参ります。
さて、試合の次の日、選手にとっては疲労の溜まる中でしたが、「蹴球祭」というイベントが行われました。
慶應の一貫校のサッカー部と大学、OBが一堂に会しサッカーをするイベントです。
普通部、中等部、慶應義塾高、湘南藤沢高、大学、大学女子部、若手から年配のOBの方、工学部OBの方と、総勢500人が下田グラウンドに集まってサッカーをします。
下は15歳から上は80代の方が集まるサッカーイベントは日本を見てみてもなかなかないと思います。慶應義塾が誇る、サッカーファミリーの大集合なのです!
このイベントでは大学生がホストです。沢山の人に対して“お・も・て・な・し”をするのです。おもてなしといっても、種類は沢山あると思います。
1、2年生それぞれの仕事に就いて、1日中仕事をします。1日中声を枯らして盛り上げる進行係、母校の誘導をする一貫校係、駐車場の番人の警備係、カメラ係などなど…。
4年は懇親会に出席し、OBの方にご挨拶しに行きます。
グラウンドに用意した椅子や飲み物も、大学ソッカー部について知ってもらう掲示物も、試合中に観客を魅せる巧みな技も、懇親会でOBの方に注ぎに行くビールも、おもてなしです。
OBのお子様と一緒に遊ぶのも、部員がHTショーと名付けて中高生の前でリフティングなど一芸を披露するのもまた、おもてなしです。
世代によってニーズが異なります。なぜ今日下田グラウンドに来たのか、という理由が異なります。それぞれの方に最大限楽しんでいただけるよう考えるのです。それにはコミュニケーションが大事です。企画したマネージャーだけでなく、部員もどうやって“お・も・て・な・し”をすればいいか考えることができたのではないかなと思います。
そして、ホストである大学生だってサッカーを楽しまなければなりません。今では蹴球祭の風物詩となった学年ごとの色Tシャツ。おそろいのTシャツを着て学年ごとに高校生や若手OBチームと試合をします。普段はレベル別に分けて活動しているので、学年のチームで戦うのはとても珍しい機会なのです。
私達4年は若手OBに快勝したのですが、最後に挨拶をしたときOBの皆様からの拍手と激励の言葉がとても嬉しかったです。「最後、がんばれよ!」自分たちが1年の時の4年生がそんな言葉をかけてくれて、こうやってサッカーを通じて再会できる喜びを感じました。
チームは苦しい状況でもこのように沢山の方が集まって下さり、慶應サッカーの骨格となる大学トップチームにも力強いパワーが注入されました。
次なる相手は、首位・専修大学。慶應サッカー全ての力を借りて、果敢に、また謙虚に挑みたいと思います。勝利のご報告もまた、ある種の“お・も・て・な・し”になるでしょうか。