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セルジオ越後の越後録 by セルジオ越後

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次の監督には興味がない。課題はサッカー協会の体質
by セルジオ越後

 日本サッカー協会は何も変わらなかったね。八百長疑惑のあるアギーレ監督を解任しておいて、大仁会長やアギーレ監督を連れてきた原専務理事の責任を追及せずに減俸、けん責処分。あれだけスポンサーに迷惑をかけていながら、会長の減給処分でどれだけダメージを補えるというんだ。組織の脆さ。逞しくなっていないことを証明した。

 日本のサッカー界は羽ばたいて大きくなるための準備ができていない。お金集めは周りに任せて操り人形になっている。そして立場や権力を守ろうとする人ばかり。アジアカップで優勝を逃して、監督の八百長問題が起きた今回なんて協会の悪い膿を出すチャンスなのに結局、監督を連れてきた人も、アジアカップ敗退も誰も大した責任を取らないまま終わろうとしている。

 マスコミもアギーレ監督の八百長問題については報道するけれど、協会のことは何も言わない。井戸掘っても水出ないのが分かっているから、放って置いているのかな。アギーレ監督を解任したことで与えた損害は計り知れない。でも八百長問題を抱える監督切ったら、もう一件落着? ボクは次の監督には興味がない。課題はサッカー協会の体質だ。責任逃ればかりして役職にしがみついている。そこが変わらなければ、誰が監督をやっても同じ。バスケットボールは上手くいかなくて、日本サッカー協会の最高顧問である川淵さんを呼んでいる。なのに、何で上手くいっていないサッカー界のトップは変わらないのか。このままじゃ拙いという声が協会の中からも、メディア、サッカーファンからも聞こえてこない。3月に新しい日本代表監督が現れて、全て一件落着になるのかな。

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