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ヤング魂 by 長谷川望

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[第75回]DF永島大翔(1FC U-12)「攻める姿勢を忘れないDF」
by 長谷川望

 埼玉県川越市で活動をしている1FC川越水上公園U-12は、第14回埼玉県クラブユースサッカー選手権U-12会長杯優勝、第40回関東少年サッカー大会-埼玉県大会準優勝など、各大会で好成績をおさめている期待のクラブだ。

 クラブの代表を務める粂川幸司監督にU-12のストロングポイントを聞いた。「一つはチームワーク。グループの輪がすごくいいので、試合に出ている人、出ていない人がやるべきことを考えながら行動できるようになってきました。技術的な部分でも、敵が強くても自信を持ってボールを持ち、相手ゴールに向かうことができるようになっているのでそこが強みです」。取材中も笑顔と元気があり、とても仲が良い印象の1FCの選手たち。そのチームの輪が選手たちの自信へと繋がっている。

 今回はいつも的確なアドバイスをおくる小学6年生に注目したい!

PICK UP選手
 永島大翔(ひろと)くん(11)。ポジションはディフェンダー。チャンスを見逃さないで放つ力強いロングシュートは、チームに勢いをもたらす。
 
 守備だけでなく、攻撃の意識も高い永島くんに、普段力を入れているトレーニングを聞いてみた。「守備も大切ですが、チャンスがあればシュートを打っていきたいです。公園でボールを蹴ってロングボールの精度を高めています」。様々な能力が求められる現代サッカーでは、DFから放たれる精度の高いシュートは一つの強い武器になるはずだ。

どんな選手!?
 粂川監督は「試合のときは僕よりも早く指示を出すことができる選手です。監督みたいな存在で、リーダーシップがあり僕よりも話が上手いので、練習中も的確なアドバイスを選手たちに送ることができます」と、彼の分析能力に一目置いている。取材の際も、自分の考えが明確にあることに感心させられた。

 永島くんには自分で決めた大きな目標がある。「ロングシュートを打ったら絶対に入るようにしたいです。自分がボールを持ったら『ロングシュートが入る』というレベルまで持っていけるように頑張ります」。攻める姿勢を忘れないDFとしてこれから更に成長していく!

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「C・ロナウド選手(レアル・マドリー)です。僕はDFですが、C・ロナウド選手はいろいろなドリブルやパスを自由自在にこなせるので、そういうところを参考にしたいです」

――将来の夢を教えてください!
「世界で通用するDFです。C・ロナウド選手やメッシ選手(バルセロナ)、ネイマール選手(バルセロナ)みたいな選手を抑えられる選手になりたいです!」

――これからも頑張ってください!
「攻守の切り替えを早くして、チームでも活躍できるように頑張ります!」


◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。ロンドン五輪で女子レスリング金メダリスト伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、TBS元旦スポーツ祭り『2013年にかけるアスリートたち』、WOWOW『金曜カーソル』などテレビ番組でも活躍中。
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