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ヤング魂 by 長谷川望

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[第85回]MF仲丸慎太郎(戸塚FCJ)「全国へ導いた決勝点! 信頼されるMF」
by 長谷川望

 埼玉県川口市で活動を行っている戸塚フットボールクラブジュニア。第40回全日本少年サッカー大会に出場した同県を代表するクラブだ。

 チームを率いる清野画監督は「守備に安定感があります。攻撃は、両サイド、中央からとどこからでもチャンスを作れるのが強みです」と、U-12チームのストロングポイントについて話す。

 今回は幼稚園生の時からクラブに所属している小学6年生をピックアップ!

PICK UP選手
 仲丸慎太郎くん(12)。ポジションは左サイドハーフ。父親の仲丸正佳さんは、鹿島アントラーズの前身・住友金属工業蹴球団のサッカー選手として活躍し、「お父さんからは『持ち味でもあるスピードをいかしてドリブルしなさい』と言われているので、ドリブルやシュート練習は特に力を入れています」と父親と歩む日々の取り組みについて話す。

 仲丸くんは2016年度ナショナルトレセンU-12、JFAフットボールフューチャープログラムトレセン研修会 2016の参加メンバーにも選ばれている注目の選手だ。

どんな選手⁉
 清野監督は「左利きで、スピードがある選手です。彼の良さが出たプレーは、なかなか止めることは出来ません」と仲丸くんの能力を高く評価している。チームメイトからの信頼も厚く「決定力がある」「スピードが速い!」「ドリブルも積極的」と、特徴を聞くと周りから次々と声が上がった。

 控えめな口調ながらもしっかりとした志を持っている仲丸くん。第40回全日本少年サッカー大会の全国出場をかけた埼玉県大会決勝戦では、決定的なゴールを決めている。そのゴールが決勝点となり、クラブ初の全国出場を果たした。「嬉しくて『やってやったぞ!』という気持ちでした! これからも自分がしてきたことを信じて、もっと得点力を上げていきたいです」と、当時の気持ちを笑顔で話してくれた。

 家族と、そして戸塚FCJと切磋琢磨してきた数年間は彼を大きく成長させた。中学生になっても、彼の志は変わることなく、プロを目指して突き進んでいくだろう!

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「ヨハン・クライフさんです。緩急を使ったドリブルが好きです。よくYouTubeなどを見て勉強しています」

――将来の夢を教えてください!
「プロサッカー選手になってバロンドールを取ることです!」

――今後の目標を教えてください!
「シュートの決定率をもっとあげる事と一つ一つのプレーに責任を持ってやっていきたいです!」

◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、2016年『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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