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ヤング魂 by 長谷川望

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[第93回]MF伊達歩由登(柏レイソルU-12)「ダノン杯MVPに輝いた中盤のキーマン」
by 長谷川望

「ダノンネーションズカップ」は毎年開催されているU-12の世界一を決める国際大会。そして今年3月25日〜26日に「ダノンネーションズカップ2017 in JAPAN」が行われ、20都道府県から集まった48チームの中から見事日本一の座に輝いたのは柏レイソルU-12だ。10月にアメリカ・ニューヨークで開かれる世界大会に日本代表として世界に挑む!

 柏レイソルU-12の根引謙介監督にチームのストロングポイントを聞いた。「みんなサッカーが好きで全力でやるチームです。一生懸命やるところが強みだと思います。ダノン杯日本大会の決勝戦前には『勝ち上がったチームにしか味わえない舞台なので、緊張するのではなく、思い切り楽しんでやっていこう』と話しました。みんな一生懸命に戦ってくれました」。また、「緊張はあまりせず逞しかったです」と堂々とした選手たちの当時の様子を振り返る。

 今回は、ダノン杯日本大会で大活躍をした若い柏の戦士をピックアップ!

PICK UP選手
 伊達歩由登(あゆと)くん(11)。ポジションはミッドフィルダー。中盤のキーマンとして相手を翻弄し、チームに決定機をもたらす。

 ダノン杯2017日本大会では、MVPに輝いた注目の選手。MVPを受賞したときの気持ちを聞くと「驚きました。『やったー』という想いで嬉しかったです」と喜びの声を聞かせてくれた。

どんな選手⁉
 根引監督は「中盤の真ん中でダイナミックなプレーをする選手です。相手を抑えることも出来るし、困ったときにカバーリングも出来ます。攻守においてハードワークするので、相手が嫌がる選手だと思います」と、伊達くんの日々の活躍について話す。チームメイトにも伊達くんについて聞いてみると「アグレッシブ!」という元気な声が返ってきた。監督、チームメイトたちの話からも、攻守にわたり積極的にプレーしている様子が伝わってくる。

 そんなチームから厚い信頼を得ている彼は、試合前に気をつけていることがある。「食事は考えて摂っています。特に試合前は消化が遅いので油物は避けて、おにぎりなどを食べるようにしています」。練習だけではなく、自分で食事からもコンディションを整えている。世界大会でも「たくさん点を取りたい」と話していた伊達くん。今後どのような活躍をしてくれるのか楽しみだ!

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
中村憲剛選手(川崎F)です。パスや裏へ出すボールが上手くて、すごいと思います」

――将来の夢を教えてください!
「プロサッカー選手になって、柏レイソルのトップチームで活躍したいです!!」

――これからも頑張ってください!
「自分のプレーを生かして、外国のチームとどれだけ戦えるか試してきたいと思います!!」

◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、2016年『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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