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ヤング魂 by 長谷川望

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[第101回]DF松浦純一(SC相模原JY)「明るく強いチームをつくる元気が魅力のムードメーカー」
by 長谷川望

 SC相模原ジュニアユースは、神奈川県相模原市で活動するJリーグのアカデミーチームだ。2チームあるジュニアユースは、神奈川県(U-15)サッカーリーグの2部と3部に所属している。

 大久保孝監督は「2チームあるので、それぞれ一つ上のリーグ昇格を目標にしています。またトップチームで活躍できる選手を育てたいと思っていますので、いろんな道を経由していつか戻ってきてくれたら嬉しいです」と、プロを目指す選手たちに対する想いを口にする。様々な道を進んで、これからどのような選手が誕生するのか楽しみだ!

 今回は元気が魅力の中学3年生をピックアップ!

PICK UP選手
 松浦純一くん(15)。ポジションは試合によってサイドバックかセンターバックを任されている。「縦にゴリゴリドリブルをして、アシストをするのが得意です」と話す松浦くんは、50メートル6秒台という俊足の持ち主だ。

 明るくチームのムードメーカー的な存在でもある彼の周りには、チームメイト達が自然と集まる。「みんな『いくぞ』って感じで気合いが入っていて、楽しくて強いチームです。すごく仲が良くて、プライベートでも映画を見にいったりして遊んでいます」と、チームについて笑顔で話す。飾らない彼の明るさがチームのモチベーションに繋がっているのではないだろうか。

どんな選手⁉
 大久保監督は「カテゴリーが上がっても、上を目指して活躍してほしいです。持ち前の明るさを源に頑張っていけると思います。これからの成長が楽しみな選手です」と、松浦くんの個性を生かした成長を心待ちにしている。

 SC相模原JYでは夏にサバイバルキャンプを行っている。サバイバルというだけあって内容も本格的だ。今年で3度目となったこのキャンプは、山の中でテント張り、火おこし、飯ごう炊飯からアクティビティーなど、自然の中での共同作業によってチームワークを育んだ。松浦くんは「とてもきつかったです! 特に火おこしは火が消えちゃったりして、(火を)つけるのが大変でした。マウンテンバイクで急な坂を行ったり、ロッククライミングではゴツゴツの岩のところを登ったりと、難しかったけど楽しかったです!」と振り返る。その生き生きした口調からは、大変さも然ることながら、みんなと経験することの楽しさを感じた。ピッチ内外での経験がチームを更に強くしている。

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「自分がブラジル人のハーフなので、ブラジル人が好きです。そのなかでもダニエウ・アウベス(パリSG)が好きです。技術が高く、クロスが上手いので凄いと思います。顔はチアゴ・シウバ(パリSG)に似てるって言われます(笑)」

――将来の夢を教えてください!
「プロサッカー選手になって、注目されるようになりたいです!」

――これからも頑張ってください!
「試合を勝ち進められるように、しっかり頑張っていきたいと思います!」

◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、2016年『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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