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ヤング魂 by 長谷川望

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[第113回]MF大平南斗(FC多摩ジュニア)「ダノン杯で積む経験で盛り上がる最高のチームに」
by 長谷川望

 東京都多摩市で活動しているFC多摩ジュニアは、ダノンネーションズカップ2018 in JAPANに出場したジュニアサッカークラブだ。今月1日〜2日に行われた日本大会は、全国から予選を勝ち抜いた32チームが参加する全国大会規模の大会として毎年開催されている。

 また多摩ジュニアは、今月8日から始まる東京都U-12サッカーリーグ1部(T1リーグ)での活躍も期待されている。U-12を指導する吉田健太コーチに話を聞いた。「ダノン杯は強いチームがたくさん出るので、対戦したことのないチームと試合をして、経験を積んでいって欲しいと思っています。長期的なT1リーグが一番大変になってくると思いますが、そこで吸収したことを伸ばしていき、ジュニアユースでも活かしてくれたら嬉しいです」。大会から学ぶ「経験」を大切にし、常に先を見据えた指導が行われている。

 今回は、ミッドフィルダーの新6年生をピックアップ!

PICK UP選手
 大平南斗くん(11)。ポジションはボランチ。「ミドルシュートの練習に力を入れている」と言う彼は、「毎日10分から15分くらい体幹トレーニングをしています。身長は小さい方だと思っているので、相手選手にぶつかられても倒れない身体にしたいです」と技術面だけではなく、自分の特徴を考えた身体づくりにも力をいれている。

どんな選手⁉
 吉田コーチは「左利きで技術もありますし、頭も良い選手です。ボールをもらう位置などをよく考えていて遠目からでも良いシュートを打つことが出来ます」と、ボランチとしての役割を高く評価している。

 日本全国から予選を勝ち抜いたクラブが参加したダノン杯日本大会。出場する前に大会への想いを聞くことが出来た。「予選では強いチームに勝つことが出来たので、自信になりました。日本大会でも良い活躍ができるように、頑張りたいです! チームでもモチベーションが高まっています」。予選と同じく、個人、そしてチームにとっても新しいシーズンに繋がる大会になったのではないだろうか。

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「ネイマール選手(パリSG)です。ドリブルからシュートまで何でも出来るところがすごいと思います」

――将来の夢を教えてください!
「Jリーグの試合を毎回チェックしています。プロサッカー選手になって、J1のチームで活躍したいです!」

――これからも頑張ってください!
「1年間大会がたくさんあると思うので、そこで良い結果を残せるようにしたいです。盛り上がる最高のチームにしたいです!」

◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、2016年『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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