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ヤング魂 by 長谷川望

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[第121回]DF林楓真(若葉ウィングス)「闘争心あふれる頼れるキャプテン!」
by 長谷川望

 東京都北区で活動をしている若葉ウィングスは、サッカーだけではなくフットサルにも力を入れているジュニアクラブだ。ブラジルに留学経験があり、今でも現地と精通している菊池洋輝監督が指導を行っている。指揮官にフットサルのトレーニングで重視していることを聞いた。

「フットサルの特別なトレーニングは判断と認知です。周りを見てすばやく状況を把握する能力、またその判断に伴うプレーを養っていかなければいけません。ブラジル留学中に学んだことは『自然に技術を身に付ける』ということだったので、この年代ではそういうことを意識して指導しています。大会で勝つことも大事ですけど、一人ひとりを上手くすることに特化してやっていきたいです」。フットサルを通じて、これからどのような選手が誕生するのか注目したい!

 今回は、チームの大黒柱である小学6年生をピックアップ!

PICK UP選手
 林楓真くん(12)。ポジションはディフェンダー。「自分と周りにいつも気を配って、声を出してみんなをまとめられるようにしています」と、自分だけではなく、常に周りを意識することを忘れない頼れるキャプテンだ。

 チームメイトからは「時には厳しく、時には優しい」「準備しないと怒るけど、そういうところが偉い」と、彼のキャプテンとして真っすぐな性格が、チームメイトから評価されている。

どんな選手⁉
 菊池監督は林くんの強さについてこう話す。「自分に対して厳しく、責任感は誰よりも強い選手です。身体は小さいですが、気持ちが強く闘争心があります。身体を張って守りに行くので、ブラジルでもその闘争心が認められていました」。気持ちの強さが、プレーの強さに表れている。

 そして小学3年生からこのクラブに入った林くんに、フットサルをしていてサッカーで生かせるポイントを聞いた。「1対1が強くなりました。あとパス回しで崩していくことが出来るので、攻撃でも守備でもそれが生かされています」。フットサルで身につけた技術が、彼自身だけではなく、チームとしてのストロングポイントにもなっている!

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「森岡薫選手(ペスカドーラ町田)です。シュートが強くて迫力があるので、すごいと思います」

――将来の夢を教えてください!
「フットサル選手になることです。日本代表になれるように頑張ります!」

――これからも頑張ってください!
「もっと声を出して、チームをまとめられるようにしたいです!」

◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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