beacon

ヤング魂 by 長谷川望

このエントリーをはてなブックマークに追加

[第124回]MF光宗憲吾(F.C.COJB JY)「ブラジル流の指導と遠征で学ぶ使えるテクニック」
by 長谷川望

 毎年ブラジル遠征行っているF.C COJBジュニアユースは、今年も7月21日〜8月3日に遠征を行い、充実した夏休みを過ごしたようだ。2年間のブラジル留学を経て、その後現地で10年間のプロキャリアを持つ今野英一監督は、遠征前にこのようなことを語っていた。「私も最初はブラジルといえば、トリッキーなサッカーというのを想像していましたが、『日本と違うな』と思ったのが、止める蹴るがどんな場所でもきちんと出来ることです。止めて蹴るの重要性は、日本でも大事だと伝えていると思いますが、より突き詰めなければいけないと感じています。ブラジルに行くとそれが自ずと分かるようになるので、遠征ではそのようなことを身に付けてほしいです」。これからも遠征を通じて、そして自身がブラジルで培ってきた経験を日本で伝えていく。

 今回は遠征に参加した中学2年生をピックアップ!

PICK UP選手
 光宗憲吾くん(14)。ポジションはトップ下。「小学生の時、身体が小さくて相手にすぐボールを取られてしまっていたので、コーンを使ったドリブル練習で技術を磨きました」と話す彼は、今ではボールをキープしたら相手に触らせないチームの攻撃の要へとなっている。今年のブラジル遠征にも参加し、更に磨きがかかったに違いない!

どんな選手⁉
 今野監督は「視野が広く、試合中フリーの選手を良く見れています。ブラジルで色んなことを吸収してきてほしいです」と、彼の能力に期待している。

 クラブで学んだことを光宗くんに聞いた。「小学校の頃は身体の使い方や技術をそんなに意識していなかったけど、今は身体の使い方と技術にすごくこだわっているので、そこは上達したと思います。相手から取られないところに置くボールの置き方や、ボールをキープする前に相手に身体を一回当てるなど試合で使える技術を学びました」。実践的な指導で試合に生きる技術を身に付けている。ブラジル流の指導と現地への遠征で、どのような成長をみせてくれるのか楽しみだ!

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「モドリッチ(レアル・マドリー)選手です。相手の意表をつくプレーをするところが好きです」

――将来の夢を教えてください!
「プロサッカー選手になることです! いつか海外でもプレーしてみたいです」

――これからも頑張ってください!
「目先の試合で一試合でも多く勝てるように頑張ります!」

◆著者プロフィール◆長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
スポーツライター長谷川望facebookファンサイトはこちら

TOP