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ヤング魂 by 長谷川望

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[第160回]DF佐々木圭太郎(伊勢原FCフォレスト)「チームづくりに欠かせないムードメーカー」
by 長谷川望

 去年4月に創設された伊勢原フットボールクラブフォレストは、神奈川県伊勢原市で活動しているサッカークラブだ。ドイツでサッカー指導法を学んだ一場哲宏氏が代表を務め、「子供が自分で考えて行動できるようになるサッカークラブ」をスローガンとして掲げている。

 一場監督は選手たちの将来についてこう話す。「サッカープレーヤーとして、一人の人間として、自立した人間になってほしいと考えています。自分で考えて行動できる選手となり、日本を引っ張って、そして世界を引っ張っていける人材になってくれたら嬉しいです」。選手たちの未来を考えながら、サッカーを通じて人間育成に力を入れている。

 今回は中学2年生プレーヤーをピックアップ!

PICK UP選手
 佐々木圭太郎くん(14)。ポジションはサイドバック。「試合の最後まで走りきることを意識しています」と話す彼は、サイドからの積極的な攻撃参加で相手を翻弄し、攻撃パターンに変化をつける!

どんな選手⁉
 一場監督は「縁の下の力持ちというタイプで、チームを盛り上げるムードメーカーでありながら、それが選手たちのモチベーションになっています。とても頼りになる存在です」と、ディフェンダーとしてだけではなく、チームに欠かせない隠れた彼の素質について話す。

 チームメイトからもその明るい性格は絶大な人気を誇る。

「面白くて、みんなを盛り上げてくれるので好きです(笑)」

「チーム全体を盛り上げてくれています。すごく頭を使ってプレーできる選手でもあり、サッカーの知識もすごくあるのですごいと思います!」

 チームプレーにおいて必要不可欠な雰囲気づくり。そこで生まれる絆がチームの強さに繋がっているのではないだろうか。

 いつも仲間を盛り上げている佐々木くんに、このチームは彼にとってどのような存在なのか聞いた。「中2の時の初めてのリーグ戦で、自分が緊張して全然ダメダメだったんですけど、みんなが声をかけてくれて、緊張がだんだんほぐれていった時にとても嬉しかったのを今でも覚えています。このチームは辛い時でも励まし合える存在です」。サッカーを通じて築き上げられた信頼関係は、困難を乗り越える強さとなり、強固な団結力となっていくに違いない!

気になる質問‼
――好きな選手を教えてください。
「梅崎司選手(湘南)です。ベルマーレが好きなので、良く試合を観に行くんですけど、ファンを熱くさせるプレーが大好きです!」

――将来の夢を教えてください!
「暇さえあればDAZNを見ているので、サッカーの実況をやってみたいです!」

――これからも頑張ってください!
「中3になるにあたって、受験もあるので、勉強とサッカーを両立できるようにしていきたいです!」

◆著者プロフィール◆
長谷川望(はせがわ・のぞみ)
1987年生まれ。福島県出身。リオ五輪で4連覇を成し遂げた女子レスリング伊調馨を取材。2020年東京五輪を見据え、サッカーを中心にスポーツの育成年代を精力的に取材している。フジテレビ『とくダネ!』、『林先生のあのアスリートを一流にした劇的スイッチ』他多数出演。
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