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PK勝利に安堵…浦和DF大畑步夢「負けたら自分のせいだと思っていた」

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浦和レッズのDF大畑步夢

[8.25 ACL準決勝 浦和 2-2(PK3-1) 全北現代 埼玉]

 PK戦での勝利が決まった瞬間、安堵の気持ちが湧き出てきた。浦和レッズのDF大畑步夢は試合後、「チームに助けられたなっていうのが、まず思い浮かびました」と胸をなで下ろしていた。

 厳しい判定を受けたのは1点リードで折り返していた後半10分だった。自陣ペナルティエリア内に侵入してきた相手選手からボールを奪おうと足を出したところ、相手が倒れた。映像を見る限り、大畑の足はボールに行っているように見えるなど、判断が分かれそうな微妙なプレーだったが、VARによるチェックの結果、主審はPKを指示。これを決められ、1-1の同点に追いつかれた。

「相手は(ファウルを)もらいに来て、それがちょっとうまかったと思う。自分のミスというか、あそこから失点したので、負けたら自分のせいだと思っていた。そこ(PK)から自分のプレーも焦りが出て少し悪くなったので、メンタリティの部分も反省点だった」

 課題は残ったが、ACL決勝トーナメントではラウンド16から準決勝までの3試合すべてに先発出場し、勝利に貢献した。今季、鳥栖から浦和へ移籍。シーズン開幕からしばらくはケガが多く、夏場になっても細かいケガで離脱することが多かったというが、「やっと今、ケガなく体が普通の状態に戻った。これからも上げていけるところがあると思う」という。

 この日は強度の高い全北現代を相手に、1対1でもほとんどやられることはなく、しっかりと対応していた。今後のリーグ戦については「まだ全然上も狙える位置だと思う。できるだけ上を目指してやっていきたい」と意気込んでいた。

(取材・文 矢内由美子)
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