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名古屋19戦ぶり勝利!闘将闘莉王が帰ってきた!!「生きてる感じがした」

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[9.10 J1第2ステージ第11節 新潟0-1名古屋 デンカS]

 闘将が吠えた!名古屋に背番号4が帰ってきた!! 名古屋グランパスは敵地でアルビレックス新潟に1-0で勝利。5月4日の横浜FM戦以来、19戦ぶりの勝利を挙げた。

 クラブワースト記録を更新し続ける18戦勝ちなしと泥沼状態にあった名古屋グランパスだったが、8月に新指揮官に就任したジュロヴスキー監督は昨季限りで退団していたDF田中マルクス闘莉王を呼び戻すことを決断。そしてこの日の新潟戦で公式戦293日ぶりのピッチに立たせた。

 試合序盤はバックパスでミスが見られるなど、試合勘不足を露呈したが、徐々に慣れていく。そして得意のロングフィードからチャンスを作ると、先制点に繋がるCKの獲得に貢献。前半36分にはイエローカードを受けるなど、ハッスルプレーも見せた。

 終盤はピンチを招く場面もあったが、声を張り上げてチームを鼓舞。フル出場すると、勝利の瞬間は両手を突き上げて喜びを爆発させた。

「試合前はすごくドキドキした。初めての公式戦のような気持ちで、不安と緊張感を持って入った。まだまだ自分の出来ることは限られているけど、久々に試合をして生きてる感じがした。久々なのにコミュニケーションも取れた。まだまだ厳しい状況ですけど、また次、その次と臨んでいきたい」

 残り6試合で残留圏までの勝ち点差は4。残留を争う下位5チームの中で唯一勝利を挙げたのが名古屋だけというのも追い風に感じる。闘莉王は最後に「厳しい状況は変わらないが、こういう状況は嫌いじゃない」とニヤリと笑った。名古屋の奇跡の残留へ向けた戦いが始まった。


●[J1]第2ステージ第11節 スコア速報

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