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クラセンU-15準優勝、横浜FCも今夏躍進「頂点が明確に見えた」MIP受賞の前田「チームを救える選手に」

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準優勝の横浜FCジュニアユース

[8.24 クラセンU-15決勝 横浜FC 1-3 C大阪 幕別]

 MIP賞は準優勝の横浜FCジュニアユースからFW前田勘太朗(3年)が選ばれた。

 決勝では後半32分にMF四日裕歩(2年)のパスからドリブルで運んで、一矢報いる1得点。大会4得点目を決めたが、初めて得点を勝利に繋げることが出来なかった。

 C大阪U-15とは、15日のグループリーグ初戦でも対戦した相手で、同試合は前田の先制点などで3-0で快勝していた。

 和田拓三監督は決勝での再戦にあたって、「相手は全く別のチーム。一戦一戦、戦ってきた中の最後のゲームだ」ということをイレブンには言い聞かせていたという。

「入りとかもウォーミングアップも含めて悪くはなかった。油断をすることはなかった。自分たちの流れ、サッカーを出来なかったわけではないので、選手たちはよく頑張ってくれたと思います」

 初の日本一には届かなかったが、初の準優勝。今月初旬に行われたラブユースサッカー選手権(U-18)大会でも、ユースチームがベスト4に勝ち上がるなど、一定の成果を残した。

 頂点に立つために必要なこと、課題が明確になったことは何よりの収穫だ。和田監督も「全国レベルが知れたことは、帰ってからのいいモチベーションになる。頂点が明確に見えたことはすごく良かった」と話す。

 個人賞受賞も、満足は全くないと表情を緩めることのなかった前田も、「今大会は僕は事前の準備で突き詰めることができなかった。これからもっと成長して、チームを救える選手になっていきたい」と更なる成長を誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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