[5.27 トゥーロン国際大会 日本2-3エジプト ル・ラバンドー]

　トゥーロン国際大会に出場中のU-23日本代表は27日、グループリーグ最終戦でエジプトと対戦し、2-3で敗れた。勝てば2位以内が確定し、準決勝進出が決まる日本だったが、前半31分、37分と連続失点。後半1分にMF宇佐美貴史のゴールで1点差に迫ると、同8分にも宇佐美がゴールを決め、2-2の同点に追いついたが、後半32分、決勝点を決められた。1勝2敗の日本は勝ち点3のままグループリーグ敗退が決定。“プレ五輪”と位置付けた大会を3試合で終えることになった。

以下、試合後のコメント

●MF宇佐美貴史(バイエルン)
「(1失点目は)バックパスか!?というので(取られたFKから点を決められて)リズムをつかまれたというのがある。相手の2点目もよくわからんというので入れられてしまった。こうして2点取られたのが大きいかなと思う。

　後半を合わせて3失点してますけど、失点って見ていいのか。審判のせいにする気はないですけど、あんなんでファウルを取られていると、結果としては試合が決まったファウルになってしまったので審判の質というのは俺は納得いかないですけどね」

――前半、なかなかボールが収まらなかったが?
「そうですね。俺自身もなかなかリズムを掴めなかったし、決定機も1つ2つあったのを決めきれていればよかったと思いますし。試合の流れというか、あそこまでエジプトが小刻みにテンポよくボールを回して来るとは想像しにくかったです。試合は見てましたけど、みんな多少なりとも意表を突かれたというのはあったと思います。そこでさらに、さっき言いましたけど2点ポンポンととられて、一気に苦しくなって。そこからというのは本当に苦しいものがあるので、そこが全てかなと思います」

――先に失点してしまうチームだが?
「あそこを防げてればというのがありますし、前半一番最初にいい位置でファウルを与えてしまった場面もそうですけど、本当に最初ですよね。監督も『最初の入り方に気をつけろ』と言ってましたし、みんな、気をつけてたとは思いますけど、相手の勢いやピッチコンディションでリズムをつかめずというのは、こういう大会でもあると思う。俺は見てるだけでしたがアジア予選でもあったと思いますし。そこを改善して行かないといけないのかなと思います」

――後半、入ってすぐ点をとっていい流れになった。
「そうですね。後半すぐ決めれたというのは、すごく大きく可能性を残せたゴールだったと思う。追いつけたというので、そこでリズムを掴めたし。その後も何度か決定機があったんですが決めきれずにまた……という前半の流れと弱冠似てると言うか、相手にとられて一気にリズムを崩してしまうというか。リズムをしっかり自分たちで持ちながらも点をとられないようにしていけば、もっと結果は違ったんやろなと思います」

――同点に追いついてからスローダウンしたのを感じたが?
「中1日というのもありますし、もう一踏ん張り、全体ギアを上げて。相手も完全に後半バテてましたし、畳み掛けることが出来ればよかったと思います」

(取材・文　了戒美子)

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