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35人に残ったF東京の米本「すごくビックリした」

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 日本サッカー協会は14日、ロンドンオリンピックに向けた予備登録メンバーの35名を発表した。FC東京からは、GK権田修一、OA枠のDF徳永悠平とともに、MF米本拓司が選出されている。小平練習場でのトレーニングを終えた米本は「すごくビックリしていますし、同時に嬉しい気持ちもあります」と、ロンドン五輪出場の可能性が残ったことに、安堵の表情を浮かべた。

 世間では徳永の招集が、大きな驚きを持って報じられている。しかし、徳永の招集については「ちょいちょい噂を聞いていた」と話す米本にとって、11年3月のウズベキスタン遠征以来、同代表から遠ざかっていた自身の名前が残ったことの方が驚きだったという。

「悠平くんはOAなので選ばれてもおかしくなかったですけど、オレはキャンプにも呼ばれていなかったし、トゥーロンにも行っていない。1年以上呼ばれていなかったと思うし、(所属)チームでもそんなに試合に出ているわけではないので、すごくビックリしました」

 喜びながらも、F東京から選ばれた3選手の中で、最も厳しい立場にいることを強調した。

「まだ、候補なので。本大会に行くわけではないので。まだまだ自分の中では可能性は低いと思っていますし、まずはチームで試合に出ないことには選ばれないと思う。一生懸命、頑張りたいと思います」

 当初、U-23代表は6月に候補合宿を行う予定だったが、7日に同合宿を行わないことが発表された。そのため米本は、Jリーグの舞台でアピールをしていくしかない。「一番可能性が低いと思うので、頑張りたいと思います」。本大会を戦う18人への生き残りへ、決意を新たにした。

▼五輪予備登録メンバー35人はコチラ

(取材・文 河合 拓)

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