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[Y☆voice183]桐蔭学園GK境龍登「謙虚にやりながら、結果にこだわっていく」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第183回目は桐蔭学園高(神奈川)のGK境龍登主将(3年)です。

 昨年の全国高校総体では正守護神として桐蔭学園の日本一獲得に貢献。連覇を目指すチームを最後方から支える守護神兼主将の今年の目標とは?(取材日:6月17日)

―苦しい試合が続いているがしっかりと成長してきている
「新チームになってからずっと苦しい試合だった。ここ2試合は失点もしていないですし、勝ちきれているというのが成長している点だと思います。きょう(6月17日、対横浜創学館)はボールを結構回せたんですけれど、もうちょっとゴールへ向かうプレーが出せたらよかった。前半1本ピンチがあったので、そういうところで最後まで抜かないでやっていかないと、上のレベルになるとああいうところでやられてしまう。もっと徹底してやっていきたい」

―そのピンチをしっかりと止めた
「あれしかなかったので、あれは止めないといけない」

―チームはボールを支配できるようになっている
「相手が結構引いてきていたのでボールを支配できたけれど、回しながらでももっとゴールへ向かっていく攻撃をしないと、横へ横へ回しているだけのサッカーになってしまう」

―不振だった今春は、キャプテンとしても不安があったと思うが
「自分だけで引っ張るんじゃなくて、他にも引っ張ってくれる人たちがいる。チームでひとつになった。でも、もっともっとまとまらないといけない」

―昨年は全国優勝という非常に大きな経験を積んだ
「去年全国に出て、何人か一緒に絡んでいた選手もいるので、その選手たちの経験はいいように伝わっているかなと思います」

―自分自身はどのようなところを伝えていきたい
「全国に出るのと県とでは全然違う。今年は最後なので全国の雰囲気を全員で味わいたい」

―去年の選手権では(県準々決勝で敗退)悔しい思いをした
「ずっと守備が課題だった。インターハイのときは上手く全員で守れていたんですけど、冬のときは上手く全員でカバーできなかった。自分たちのウィークポイントである守備でやられてしまったので、そこは凄く後悔しています」

―今年の良さは
「今年は去年よりもみんなチームワークがいい。自分たちが上手くないことは分かっているので、常に謙虚にプレーしているところがいいと思います」

―どのようなシーズンにしたい
「今年は最後なんで謙虚にやりながら、結果にこだわっていきたいなと思います」

―まずはあとひとつで全国
「初戦で核としてやってきた選手(渋谷)が怪我してしまった。彼の分まで全国に出たい。全国では戻ってこれる可能性があるので、最後のインターハイですし、全員でプレーしたいなと思っています」

―自信は
「自信はあります。去年も悪い時間帯で我慢できて、そこからいい攻撃でゲームを支配できていた。今年もそういうサッカーができればいけると思います」

―境選手の武器とは
「声は変わらずいく。1コ上の代でずっと出ていたので、それに比べたら相手のシュートの質も落ちると思う。去年よりも失点を少なく、ということを目標にやっていきたい」

―日本一チームのキャプテンというプレッシャーは
「結構あります。連覇のチャンスがあるのは自分たちだけなので、そこを目指して頑張りたいと思います」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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