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「謙佑しか見てなかった」、永井の俊足生かした清武の絶妙アシスト

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[7.29 ロンドン五輪D組 日本1-0モロッコ ニューカッスル]

 一瞬の隙を突いた。後半39分、ハーフウェーライン付近からMF清武弘嗣が前線に浮き球のフィードを送る。最終ラインの背後のスペースを突いた縦パスにFW永井謙佑が反応。前に出てきた相手GKよりも一歩早くボールに触れ、右足アウトサイドでのループシュートがゴールマウスに吸い込まれた。

「(永井)謙佑のスピードを信じて蹴った。謙佑しか見てなかった」。そう振り返った清武からのピンポイントパスに永井も「キヨ(清武)がうまく自分の特長を生かしてくれるように裏に出してくれた。あとはゴールに流すだけだった」と感謝した。

 後半18分には右サイドから切れ込み、クロスバー直撃の左足ミドルを放った清武。惜しくもゴールとはならず、「思った以上に体が動かなかった」と悔やんでいたが、2連勝でグループリーグ突破を決めたことには「とにかくうれしい。みんな前から守備をして、集中していた」と喜んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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