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もう一度世界一へ、宮間「金メダル以外、考えたことはない」

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 ロンドン五輪で史上初の決勝進出を果たした日本女子代表(なでしこジャパン)が決勝を翌日に控えた8日、ロンドン市内のオリンピックパークで公式記者会見を行った。キャプテンのMF宮間あやは「目指してきた場所に立てる喜びと感謝を胸に、すべてを明日の試合にぶつけたい」と決意を語った。

 金メダルを懸けた決勝の相手はFIFAランキング1位のアメリカ。昨年の女子W杯決勝でも死闘を演じた最強のライバルだ。「毎回、最高のチームと対戦できる喜びや、勝ちたいという思いが強く湧き上がってくる相手。明日はその喜びを強い思いに変えて、もう一度勝ちたいと思っている」。W杯で日本に敗れているアメリカはリベンジに燃えている。それでも「長い歴史の中で日本はアメリカに20敗以上しているので、勝ちたい気持ちの原動力はアメリカに負けないと思っている」と言ってのけた。

「明日の一戦は、今まで何百回と試合をしてきた中の1試合と変わらないと思っている」。気負いも緊張もない。もう一度、世界の頂点へ。「金メダルを取ること以外、考えたことはない。これから先、女子サッカーにどう影響を与えるか分からないけど、一番影響力があるのが金メダルだと思っている」と力強かった。

(取材・文 西山紘平)

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