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雨中の大阪ダービー、枝村がキラーぶり発揮するもガンバが追いつきドロー

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[8.11 J1第21節 G大阪2-2C大阪 万博]

 ガンバ大阪セレッソ大阪の大阪ダービーが11日、万博記念競技場で行われた。C大阪が前半28分と後半5分のMF枝村匠馬のゴールで2点のリードを奪う展開に持ち込んだが、G大阪もFW佐藤晃大の2得点で同点に追いつき、試合は2-2のドローに終わった。

 視界が遮られるほどの大雨の中行われた大阪ダービー。下位に沈むチーム同士とはいえ、同じ大阪に本拠地を置くチーム同士の一戦は意地と意地がぶつかり合う白熱の好ゲームとなった。

 先制はC大阪。前半28分、G大阪MF明神智和がスライディングでクリアに行ったボールがゴール方向に向かってこぼれる。これを走りこんだ枝村が突き刺し先制に成功。枝村は清水から移籍後3試合目での初ゴール。清水時代から相性抜群のG大阪キラーぶりを発揮した。さらに枝後半5分にも、今季初出場となったDF児玉新からのラストパスを枝村が流し込み、この日2点目を記録。昨年までチームメイトだっ"元清水コンビ"でG大阪を突き放した。

 前半22分にG大阪にアクシデント発生。前節大宮戦で復帰を果たしたDF加地亮が再び足を痛めてしまい途中交代を余儀なくされる。代わって先日清水から加入したばかりのDF岩下敬輔を投入。そのまま岩下は右SBでプレーした。

 2点のリードを許したホームのG大阪も反撃に出る。まずは後半8分、FWレアンドロがMF二川孝広とのワンツーでPA内に侵入。体制を崩しながら放ったシュートはゴールライン上でDF酒本憲幸がスライディングでかき出しに行くが、その後ろから佐藤が押し込みまずは1点差。さらに同17分には右サイドでC大阪のクリアミスのボールを拾った岩下がアーリークロスをゴール前に入れる。それをファーサイドに走り込んだ佐藤が難なく決めて試合を振り出しに戻した。佐藤はこれで今季の得点を9得点とし、リーグ3位タイに浮上。低迷するチームにあって、孤軍奮闘の活躍を続けている。

 試合はこのまま2-2のドローに終わった。両チームとも勝ち点3のほしいゲームだったが、お互い勝ち点1ずつを積み上げるにとどまった。順位の変動もなく、C大阪は14位、G大阪は17位のままとなっている。

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