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ロンドン五輪経験した兄に続き世界へ、U-16代表DF酒井は韓国封じ誓う

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 U-17W杯の出場権を懸けたAFC U-16選手権イラン2012に出場するU-16日本代表で最も注目を集めているのがDF酒井高聖(新潟ユース)だ。次兄はロンドン五輪にも出場した日本代表DF酒井高徳(シュツットガルト)で三兄は新潟のFW酒井宣福。アジア1次予選で「96JAPAN」のキャプテンマークも巻いた高聖は、チームの主軸として世界切符を獲得する意気込みだ。

 アジア最終予選のグループリーグで日本はサウジアラビア、韓国、北朝鮮と同組。特に韓国にはアジア1次予選第2戦で対戦し、2-4で敗れている。「韓国とかは(それまで違うサッカーをしていても)日本戦になると蹴ってくることが多いんですよ。そこを警戒しながらやれたらいい。セカンドボールとか競り合いのところで負けていることが多かったので、(重要なポイントとなるのは)予測と準備というところですね」。

 目標とするDF鈴木大輔(新潟)も出場したロンドン五輪3位決定戦で日本は韓国のロングボール攻撃に押し込まれ、0-2で敗戦。今回もロングボールを多用してくることが予想される韓国の攻撃を跳ね返し、リベンジすることができるか。酒井は「(韓国は)同じやり方でやってくると思う。こういう形でやってくるんだなということで、失点のシーンも見ているし、自分たちは『この形では絶対にやられないぞ』という気持ちでやっています」と今度こそ韓国封じを果たすつもりだ。

 もともとFWやボランチを務めていた酒井が本格的にCBを始めたのは高校になってから。「CBは自分の身長とか身体の強さとか活かすことができているので、自分に合ったポジションだと思います」という酒井が、ライバルの攻撃を跳ね返し、世界切符獲得に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)

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