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澤「意味のある銅メダル」宮間「これからが本当の世界との戦い」

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[9.8 U-20女子W杯3位決定戦 日本2-1ナイジェリア 国立]

 大会のアンバサダーとして試合を観戦したなでしこジャパンのMF澤穂希(INAC)とMF宮間あや(岡山湯郷)が、ヤングなでしこを褒め称えた。

「去年のW杯で優勝して、ロンドン五輪で銀メダル。その流れでヤングなでしこが開催国のチームとしてメダル(3位)を獲った。日本にとって意味のある銅メダルだった。ドイツやアメリカと比べて、体格は小さいけど、戦術はなでしこジャパンのようで、組織がしっかりしていた」と話したのは澤。とりわけ印象に残ったのは「どの選手も得点への意識が高くて、シュートを積極的に打っていたということ」で、「長丁場だったと思うので、ゆっくり休んで欲しい」とねぎらった。

 6得点を挙げたINACの後輩田中陽子について聞かれると、「陽子はあきらめない気持ちがすごい強い。小さい体だけど軸がしっかりしているし、一生懸命頑張る選手」と高く評価。「京川(舞)も一緒にプレーしたかったでしょう」とおもんぱかった。

 一方、宮間は「どの試合も、全員で戦うところを見せながら、個人でも仕掛けていた。冷静にプレーしていた」と話した。

「準決勝で負けて泣いているのを見て、世界の壁は高いということを学んでいる姿を見たときは心が痛んだけど、これを経験してくれて良かった。わたしたちは20歳のときはここまでうまくなかった。今回感じたことをすぐに明日の練習から生かしてもらいたい」

 なでしこたちの助言が温かく響いた。

(取材・文 矢内由美子)
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