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4位・山形苦杯…美尾V弾で20位・鳥取が勝ち点3獲得!!

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[9.14 J2第33節 鳥取2-1山形 とりスタ]

 J2第33節の20位・ガイナーレ鳥取対4位・モンテディオ山形戦は、鳥取がMF美尾敦の決勝ゴールによって2-1で勝利。19位へ浮上した。一方の山形は5位へ転落している。

 J1昇格を目指す山形が痛い敗戦を喫した。1-1の後半32分に勝ち越された山形は、ロングボールからFW萬代宏樹、FW中島裕希らがゴールになだれ込もうとするが、1点が遠い。ロスタイムにはDF前田和哉も前線に入って同点ゴールを奪おうとするが、鳥取は美尾らを中心に必死の守り。48分には萬代の決定的な左足シュートをDFが身体を投げ出してストップする。そしてロスタイムの3分が経過し、試合終了の笛が鳴り響くと、J2残留へ貴重な勝ち点3を獲得した鳥取イレブンは互いに抱き合って勝利を喜んだ。

 4戦連続負けなしでアウェー戦に臨んだ山形だが、試合は前半16分に鳥取が先制する。左サイドでのルーズボールに対して厳しいプレッシャーをかけると、相手がクリアしきれなかったボールに中央でFW奥山泰裕が反応する。スピードに乗ってPAへ飛び込んできた奥山を山形GK清水健太がストップするが、こぼれ球にいち早く反応した奥山が右足でJ初ゴールを叩き込んだ。

 ただ、2位・湘南を勝ち点4差で追う山形は、同点に追いついて前半を折り返す。MFブランキーニョがクロスバー直撃の右足ミドルを放つなど反撃した山形は30分、右サイドでこぼれ球を拾ったDF小林亮が絶妙なクロスボール。これを中央の林が頭でゴール右下隅へ同点ゴールを流し込んだ。

 さらに前半終了間際にMF宮阪政樹が超ロングシュートを放つなど、山形は一気に逆転を狙う。だが勝ち越したのは鳥取だった。1-1の後半32分、左サイドでMF吉野智行のスルーパスで受けた美尾が、利き足と逆の右足で決勝ゴール。チームに大きな勝ち点3をもたらした背番号8は「みんなの力が右足に宿ったかなと思います。これからの厳しい試合をみんなで一緒に戦っていきたい」と誓っていた。

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