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清水が村松弾で静岡ダービー制す、完封勝利で4位浮上

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[10.6 J1第28節 磐田0-1清水 エコパ]

 清水エスパルスが“静岡ダービー”制して4位浮上!! 6位・清水は勝ち点1差の4位ジュビロ磐田と対戦し、1-0で勝利した。前半20分にMF村松大輔が決めたゴールを守り切っての完封勝利。前節・仙台戦(3-1)に続いての連勝を飾ると、3位・浦和に暫定勝ち点4差に迫る4位へ浮上を果たした。一方の磐田は3戦勝ちなしの連敗で5位へ後退した。

 立ち上がりから磐田は左サイドを起点に攻めかかる。前半5分には左サイドからMF菅沼実がドリブル突破。DFを振り切ると、中央へ切れ込んだ。しかし自ら放ったミドルシュートは惜しくも枠を外れた。得点にはつなげない。

 すると前半20分に試合は動く。ハーフウェーライン付近での凌ぎ合いが続くが、最後は村松がボールを奪取し、右サイドへ展開。パスをつなぐと、受けたFW大前元紀が右クロスを入れる。ファーサイドのFW河井陽介がワントラップで抜け出すと中央へ折り返す。ボールを奪った勢いそのままにゴール前へ詰めていた村松が左足で流し込んだ。「自分でボールを奪って仲間を信じて走ったら河井がいいボールを入れてくれた。あとは合わせるだけでした」と振り返る村松のゴールで清水が先制に成功した。

 なんとか追いつきたい磐田は前半37分にセットプレーからチャンスを演出。日本代表DF駒野友一の左CKからニアサイドのMFロドリゴ・ソウトがシュートを打つも、ゴール前のDF吉田豊とDF平岡康裕に阻まれた。0-1のままに前半を折り返す。

 後半に入り、磐田は2選手を同時に交代。後半17分に菅沼とMF松浦拓弥に代わって、FW阿部吉朗とFW山崎亮平をピッチへ送った。山崎が右サイドからドリブルで切れ込んでラストパス。抜け出た阿部がシュートを狙うも枠を外れる。1点が遠い。

 対する清水は後半25分に大前に代わって、故障明けのFW高木俊幸をピッチへ送った。その後も磐田の猛攻が続くが、清水はGK林彰洋を中心とした守備陣が奮闘をみせる。後半38分には、駒野の右クロスにFW前田遼一が飛び込むもわずかに合わず。最後は吉田とDFカルフィン・ヨン・ア・ピンがクリアした。結局1-0と清水が前半の1点を守り切ったままに試合は終了。勝ち点3を手に入れた。

 試合後、決勝点の村松は「(相手の)プレスが早くて中盤でゲームをつくることができなかったが、いい時間帯に先制できたことが良かったと思う」と勝利に安堵の表情を浮かべていた。

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