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本田4日連続の別メニューも…ザックは起用の可能性否定せず

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 12日にフランス代表と対戦する日本代表は11日、試合会場のサンドニで公式練習を行った。追加招集されたFW佐藤寿人(広島)、DF酒井高徳(シュツットガルト)もこの日の練習から合流。冒頭15分間は報道陣に公開されたが、右ふくらはぎ痛のMF本田圭佑(CSKAモスクワ)は4日連続で別メニュー調整となった。

 練習前に公式会見を行ったアルベルト・ザッケローニ監督は本田について「合流の時点ですでにケガをしていた。明日の試合は最初から使うか、あとから使うか、今考えているところ」と話し、起用の可能性を否定しなかったが、一度も全体練習に合流していない以上、本田がフランス戦のピッチに立つとは現実的には考えづらい。

 本田のほか、FW前田遼一、DF伊野波雅彦がチームを途中離脱し、負傷離脱中のFW岡崎慎司も招集を見送られている。それでも、故障者が続出している現状について「サッカーとは時にそういう状況もある。私の経験の中でも多々あったし、日本代表でもそういうことはあった」と指摘。「3次予選では本田、長友を欠いた戦いもあったし、先の最終予選の試合(9月11日のイラク戦)も、ケガ人ではないが、出場停止の選手を出しながらの試合になった。その中でもいい戦いをしてきた自信はあるし、今回もそうなるのではないかと思っている」と強調した。

「明日の試合も、代わりに入る選手が活躍してくれると思っている。気になるところはフィジカルコンディションで、今回呼んだ選手の中でも特に海外組でなかなか試合に出ていない選手もいる。そういう意味でフィジカルコンディションは少し気になっている」。所属クラブで出場機会に恵まれていないキャプテンのMF長谷部誠(ボルフスブルク)らのコンディションを不安材料として挙げた指揮官だが、代役となる選手への信頼を口にしていた。

(取材・文 西山紘平)

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