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コリーナ氏、「ゴールラインテクノロジー」導入に否定的見解を示す

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 元FIFA最優秀審判員で現在UEFAの審判部門責任者を務めるピエルルイジ・コッリーナ氏が、10日にロンドンで行われた会見でゴールライン・テクノロジー(GLT)に対して「GLTは言語能力がないのでコミュニケーションが不可能」と導入に否定的な見方を示した。

 GLTはゴールラインを割ったかどうかをテクノロジーを用いて判断するもので、今年末に日本で開催されるクラブW杯から本格導入される予定となっている。だがGLTに関してはUEFAのミッシェル・プラティニ会長も先日、英メディアに対して導入に否定的見方を示している。解決策としては「私の考えは、審判をより多く配置して、主審を助けること」と審判員の増員を推し進めるとしている。

 コリーナ氏も「セットプレーは1試合平均どれくらいだろうか。平均で20、22、24回くらいだろう。セットプレーでは両軍の選手が入り乱れ、その分反則が多発する。副審を増やして主審を助けるのは有効だ」とプラティニ会長の意見に同調している。

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