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大宮の“残留力”は本物、9戦負けなしで残留に向け前進 C大阪は残留決めきれず

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[11.17 J1第32節 C大阪1-3大宮 金鳥スタ]

 これが残留力か。14位の大宮アルディージャは敵地でセレッソ大阪を3-1で下し、勝ち点を40に乗せた。ここにきてリーグ戦9戦負けなし(4勝5分)。順位の変動はなかったが、残留へ向けて貴重な勝ち点3を手にした。一方、勝てば自力で残留を決めることの出来たC大阪だったが、痛恨の3失点完敗。残留確定は次節以降にお預けとなった。

 最初の得点は前半37分、大宮はゴール左の位置でFKを獲得するとFWノヴァコヴィッチが右足を一閃。「FKの練習はそんなにしていなかったのですが、私自身ブンデスリーガでも決めていたので自信はありました」と振り返る見事なシュートがゴール左隅に突き刺さった。

 次の得点も大宮が手にする。後半10分、自陣からのカウンターでチャンスを作った大宮はMF渡邉大剛が後ろから追い越して上がってきたMF渡部大輔にラストパス。渡部そのままPA内に侵入すると迷わず右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。

 さらに大宮は、1点を返されて迎えた後半35分、左サイドをオーバーラップしたDF下平匠のクロスをGKキム・ジンヒョンが弾くとボールはゴール前に詰めていたMF青木拓矢の足元に。青木は左足でゴールに流し込み、勝利を決定づけるゴールを奪った。

 対するこの試合まで公式戦7試合負けなしだったC大阪。しかしここ3戦は3引き分けとやや調子は下降線だった。しかも前節の仙台戦でレヴィー・クルピ監督が退席処分を受けたため、今節はマテルコーチが指揮を執った。そんなC大阪の得点は、後半15分にFW杉本健勇の挙げた1点のみ。杉本にとってはリーグ戦では復帰後初ゴールとなったが、チーム大宮の勢いの前になすすべなく敗れてしまった。

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