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森島の圧巻4発で大分が京都を粉砕、4年ぶりJ1復帰に王手

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[11.18 J1昇格プレーオフ準決勝 京都0-4大分 西京極]

 J1昇格プレーオフの準決勝が18日、行われた。3位京都サンガF.C.と6位大分トリニータの一戦は、アウェーの大分がFW森島康仁の4得点で4-0で快勝。23日に国立競技場で行われる決勝進出を決めた。4年ぶりのJ1復帰を懸けた決勝では千葉と対戦する。

 勝てば自動昇格が決まったJ2最終節で甲府と引き分け、3位に転落してプレーオフに回ることになった京都。引き分けでも決勝進出が決まるアドバンテージを持ってホームに大分を迎えたが、思わぬ展開が待っていた。

 大分は前半17分、左サイド角度のない位置からのFKのチャンスに森島が右足で直接、ゴール右上隅に流し込む先制点。同33分には左サイドを抜け出したMFチェ・ジョンハンのクロスに森島がDF黄大城と競り合いながら左足ボレーで合わせ、追加点を奪った。

 まさかの2点ビハインドとなった京都はなかなかチャンスをつくれない。無得点のまま0-2で前半を折り返すと、後半開始からMF中山博貴に代えてFWサヌを投入。後半5分、FW駒井善成がドリブルで仕掛け、ラストパスを受けたサヌが右足で狙い澄ましたシュートを放つが、わずかにゴール右に外れた。

 すると後半15分、京都は自陣PA内でDF染谷悠太がボールコントロールをミスしたところでFW木島悠にボールを奪われ、思わずファウル。大分にPKを与え、染谷は一発退場となった。このPKを森島が落ち着いてゴール左上に叩き込み、3-0。森島が大一番でハットトリックを達成し、勝利を決定づけた。

 10人の京都も必死の反撃に出るが、大分守備陣は最後まで集中力を切らさない。すると後半45分には森島がダメ押しの4点目。4-0の圧勝で京都を粉砕し、プレーオフ決勝に駒を進めた。

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