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将軍が皇帝を表彰、ベッケンバウアー氏がUEFA会長賞を受賞

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 欧州サッカー連盟(UEFA)は27日、公式HPで2012年のUEFA会長賞を受賞した元西ドイツ代表のDFフランツ・ベッケンバウアー氏が、ミシェル・プラティニ会長から同賞を授与されたことを発表した。

 現役時代に『将軍』の異名をとったプラティニ会長は、『皇帝』ベッケンバウアー氏について「選手、監督、そして理事として、サッカー界に記憶に残る貢献をした」と称えている。

 ベッケンバウアー氏の現役時代について「ユーティリティー性やテクニック、リーダーとしての資質によって、彼は選手として卓越したキャリアを送り、クラブレベルでも代表レベルでも数々の栄冠を手にした。戦術的な革新という意味でも、リベロというポジションをつくり上げたのは自分だと主張できるほどだ」と評価したプラティニ会長は、さらに「指導者に転身しても、同じように成功を収め、母国をFIFAワールドカップ制覇へと導いた。フランツ・ベッケンバウアーは数々の功績を誇ることができる、サッカー界の象徴的存在だ。そんな彼に2012年のUEFA会長賞を手渡せるのは、私にとって大きな喜びだ」と、絶賛した。

 なお、同賞は過去にアルフレド・ディ・ステファノ(2007年)、ボビー・チャールトン(2008年)、エウゼビオ(2009年)、レイモン・コパ(2010年)、ジャンニ・リベラ(2011年)らが受賞している。

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