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プシュニク新体制初陣の福岡が監督不在の東京Vを破る

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[3.3 J2第1節 東京V0-1福岡 味スタ]

 2013シーズンのJ2リーグ戦が3日、各地で開幕した。東京ヴェルディアビスパ福岡の対戦は、後半27分にFW城後寿の挙げた得点を守り抜いた福岡が1-0で勝利した。

 東京Vは2月19日に行われたカマタマーレ讃岐との練習試合で、DFペ・デウォンが悪質なファウルを犯し、相手MF藤田浩平に重傷を負わせてしまった。このことで自主的処分を行った東京V。ペには最長3月中の対外試合への出場の見合わせることを決定したとともに、試合中執拗に審判に異議を唱えていた三浦泰年監督にも開幕節、第2節と2試合のベンチ入り停止処分を科した。代わって間瀬秀一コーチが指揮を執った。

 そんな中迎えた開幕ゲームだが、東京Vは新戦力の元日本代表FW高原直泰を中心に福岡ゴールに迫る。前半26分には高原がミドルシュートを狙うがわずかに枠外。さらに福岡から加入したMF鈴木惇も豪快にミドルを放ったが、クロスバーに嫌われた。

 後半に入っても攻めたのは東京Vだった。だが後半13分、高原がヘッドで落としたボールにMF飯尾一慶が詰めるが、サイドネットに外れた。

 すると後半27分、福岡が一瞬の隙をついて先制に成功する。左サイドからDF尾亦弘友希がクロスを上げると、中央で競り勝った城後が頭でねじ込んだ。城後は昨年の熊本との開幕戦に続く、2年連続の開幕戦ゴールとなった。

 1点のビハインドを背負った東京Vは後半39分にFW常盤聡に代えてFW高木大輔を投入。11年シーズンより2種登録されている高木だが、この日がデビュー戦となった。

 しかし試合はこのまま1-0の福岡勝利で終了。昨季18位からの巻き返しを図る福岡。マリヤン・プシュニク新体制初陣を白星で飾った。

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