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[ACL]2戦連続ドローも、耐えた仙台は中国アウェーで貴重な勝ち点1獲得

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[3.12 ACL第2節 江蘇0-0仙台 南京]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は12日、グループリーグ第2節を行った。E組のベガルタ仙台は敵地で江蘇舜天(中国)と対戦し、0-0で引き分けた。2月26日のブリーラム・Uとの初戦(1-1)に続く引き分けに終わった仙台。ACL、Jリーグとこれで公式戦4戦連続で勝利なしとなった。

 仙台はルーキーのDF蜂須賀孝治が左SBで初先発。MF佐々木勇人、MFジオゴ、FWヘベルチも移籍後初めてスターティングメンバーに名を連ねた。

 第1戦でも浦和が広州恒大に0-3で敗れるなど、毎年、中国勢とのアウェー戦は苦しむ日本勢。初のACL、初の敵地戦に乗り込んだ仙台の一戦も独特の雰囲気の中、試合が始まった。

 立ち上がりから仙台は江蘇の高さを生かした攻撃に苦しんだ。前半6分、右サイドからFWイェフティッチにクロスを上げられると、MF孫可にドンピシャヘッドで合わされるが、GK林卓人が好セーブで防ぐ。同12分には右CKをファーサイドで194cmのDFエレイウソンに頭で合わされるが、クロスバーに救われた。さらに同39分にはDF姜嘉俊に決定的なシュートを放たれるが、DF陣が体を張って防ぎ、前半を無失点で折り返した。

 攻撃陣も時折チャンスシーンを作り出した。ただ前半16分の佐々木のミドルが左に外れる。後半11分にはゴール左で得たFKをMF梁勇基が直接狙うが、GKの正面を突いた。後半19分からはヘベルチと佐々木を下げて、MF太田吉彰とFW赤嶺真吾を投入。敵地でも勝ち点3を奪いに行く姿勢を見せた。

 だが後半も仙台は江蘇のセットプレーに苦しむ。だが34分の任航のFKを林が横っ飛びで防ぐ。同38分には味方のパスミスをMF孫可にカットされ、FWサリヒにGKと1対1の場面を作られるが、またも林が絶妙な飛び出しを見せ、ゴールを割らせない。同40分にはCKをタジエフに合わされたが、ゴールライン上でFW武藤雄樹が頭でかき出した。

 後半44分には武藤に代えてFW中原貴之を投入。最後まで体を張った守備で江蘇の攻撃をしのいだ仙台が、中国アウェーで貴重な勝ち点1を手にした。


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