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ヘディング弾を喜ぶ浦和MF原口「背筋やってたからね、オレ!!」

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[3.12 ACL第2節 浦和4-1ムアントン・ユナイテッド 埼玉]

 2ゴールに絡んだ背番号24は、試合後のミックスゾーンでも終始ご機嫌だった。後半17分にMF柏木陽介と交代で、トップ下に入った浦和レッズのMF原口元気は、その7分後にMF平川忠亮のクロスをヘディングで豪快に決め、勝利を決定づけた。

 珍しいヘディングでのゴールについて、原口は喜びを爆発させた。「今までにない形のゴールだから嬉しい。ヘッドは鍛えてきた成果。背筋やってたからね、オレ!!」と、胸を張った。そして「これが新しい形になればいい。ヘッドであんな飛距離は、なかなか出ないでしょ?」と、会心の一撃を振り返った。

 この得点後も、原口は危険な動きを繰り返した。後半33分には、ムアントン・Uの最終ラインの背後を巧みにとり、PA内に侵入。相手GKを引き付けておき、後方から走り込んできたFW阪野豊史に、パスを送った。完璧なお膳立てに思われたが、阪野に渡る前に戻ってきた相手DFにボールが当たり、オウンゴールとなってしまった。

 この場面については「優しさが出たかな」と、振り返る。「(阪野は)FWだから、1点取れば気持ちもラクになると思って、点を取らせてやりたいと思った。昔のオレなら、絶対に自分で打っていた」と、浦和ユースでも一緒にプレーしていた、一つ年上の先輩に華を持たせようとしたことを明かしている。

 ヘディングでのACL初ゴールに加え、オウンゴールも誘発し、途中出場ながら大きく勝利に貢献した原口。「2点に絡めたことは良かった」と、満足しつつも「ACL初ゴールよりも、J初ゴールの方がうれしかった。次、大分でも取れるように、しっかり準備をしたいと思います」と、16日に敵地で迎えるJリーグ第3節の大分戦へ、気持ちを切り替えた

(取材・文 河合拓)
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