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長友の復帰を喜ぶザック、「痛みがないのはいいニュース」

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 日本サッカー協会は23日、キリンチャレンジ杯・ブルガリア戦(30日、豊田ス)、W杯アジア最終予選・オーストラリア戦(6月4日、埼玉)に臨む日本代表メンバー26人を発表した。

 左膝半月板損傷の影響で3月26日のW杯アジア最終予選・ヨルダン戦(1-2)に招集されなかったDF長友佑都(インテル)も、2月6日のラトビア戦(3-0)以来となる代表復帰を果たした。

 2月24日のミラン戦で左膝半月板を損傷した長友は4月14日のカリアリ戦で復帰したものの、その試合で故障を再発。それでも手術を回避し、5月12日のジェノア戦で復帰にこぎつけた。ジェノア戦、19日の最終節・ウディネーゼ戦とフル出場。長友自身、ウディネーゼ戦後に「膝はもう大丈夫」と完全復活を宣言していた。

 長友が離脱している間、「個人的には一度も話していない」と語ったアルベルト・ザッケローニ監督は「それぞれの役割を尊重し、大切にしている。メディカルチームがアドバイスしたり、アプローチするのが正しいやり方。そして、メディカルチームの意見を聞いたうえで、最終判断するのは選手。彼の気持ちも尊重しないといけない」と、手術を回避した長友の決断を尊重した。

「直近の2試合にフル出場している。これはいいニュースだ。一方で、その2試合以前は、1か月近く実戦から離れていた。どういうコンディションにあるかは把握できていないし、実際に手元に置いて見てみないと分からないが、痛みがないというのはいいニュースだ」。代表合宿が始まってから、あらためて状態を確認する意向を示したザッケローニ監督だが、手術となれば、W杯アジア最終予選もコンフェデレーションズ杯も長友不在となる可能性が高かっただけに、日本代表の要である左SBのカムバックがうれしい知らせであるのは確かだ。

(取材・文 西山紘平)

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