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[MOM235]立命館大MF江口貴俊(3年)_チームを準々決勝へ導く2発

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.19 関西学生選手権4回戦 立命館大4-1神戸大 J-GREEN堺]

「リーグ戦でチームが勝てていなかったので、その分、関西選手権で取り返す気持ちが今日は強かった」。この日2得点をあげた立命館大MF江口貴俊(3年=F東京U-18)は、4-1で快勝した試合をそう振り返った。

 江口は前半12分、DF村松知稀(2年=F東京U-18)のパスに抜け出し、ループシュートを沈め先制。後半19分にもDF越智翔太(3年=広島ユース)のラストパスを流し込み、2点目を決めた。「どっちもチームメイトが良いボールをくれたので、ゴールに流し込むだけだった」と話すが、流れを引き寄せる大事な局面でのゴールがチームに勝利をもたらした。松岡耕自監督も、「江口の裏の走りがあったからこそ、くさびが入るようになった。そこに関しては彼の運動量が本当に効いていた」と称賛。前半から豊富な運動量で攻守ともに奔走した江口は、2ゴールの活躍に加えて、積極的に仕掛け、ゴール前への突破を図るなど攻撃面での活躍が光った。

 リーグ戦でも2ゴールをあげているが、チームは11位と降格圏内に沈んでいる。江口は「リーグ戦もまだ上に行けるチャンスはあると思うので、そのために今、この関西選手権でまず全国を目指して今週1週間、来週1週間をやっていきたい」と力強く話す。次戦・準々決勝で関西大に勝利すれば、全国大会の出場権を獲得する。目標の舞台まであと1勝。再びゴールを決めてチームを全国へ導く。

(取材・文 北野裕子)

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