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マークミスから痛恨オウンゴール、長谷部「クリアしないといけなかった」

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[5.30 キリンチャレンジ杯 日本0-2ブルガリア 豊田ス]

 痛恨のオウンゴールだった。1点を追う後半立ち上がりは徐々にリズムが出始め、チャンスもつくっていた。早く同点ゴールが欲しい。そんな時間帯の後半25分、ブルガリアは右45度のFKからMFズラティンスキが左足でゴール前に入れると、ニアサイドの密集を抜けてきたボールがゴール前のMF長谷部誠の足に当たってゴールマウスに吸い込まれた。

「自分のマークは21番(MFディアコフ)で、それまでは21番がゴール前に入ってきていた。ただ、あの場面では21番は(ゴール前に走り込まずに)こぼれ球のところに戻って、17番(MFゲオルギ・ミラノフ)が入ってきた。17番が空いていたので、そこに付きに行こうとスピードを持って走っていったら、そこにボールが来て……。後ろ向きに勢いよく走っていたので、(クリアしようとした)ボールがうまく外に向かわなかった」

 MFゲオルギ・ミラノフは後半20分から途中出場してきた選手だった。「だれが付くのか、ハッキリしなかった」。選手交代に伴い、ゴール前に入ってくる選手がディアコフからゲオルギ・ミラノフに切り替わっていたブルガリアのセットプレーに対するマークミス。「クリアしないといけなかった」。反撃の勢いを削ぐオウンゴールにキャプテンはうなだれるしかなかった。

(取材・文 西山紘平)

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