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追撃アシストも準V…酒井高「バイエルンはまるでテレビゲーム」

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[6.1 DFBポカール決勝 バイエルン3-2シュツットガルト ベルリン]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)決勝が1日、ベルリンのオリンピアシュタディオンで行われ、バイエルンがシュツットガルトに3-2で競り勝ち、3シーズンぶり16回目の優勝を飾った。シュツットガルトのDF酒井高徳は0-3の後半22分から左SBで途中出場。同26分に正確なアーリークロスで追撃弾をアシストすると、同35分にも右CKから2点目を演出した。

「今日はスタメンじゃなくて悔しかった」と、出場停止を除けば3月10日のハンブルガー戦以来、公式戦12試合ぶりのベンチスタート。それでも後半22分からピッチに入ると、その4分後にMFマルティン・ハルニクのヘディングシュートをアシストするなど、シュツットガルトが見せた怒涛の反撃の口火を切った。

「今日は負けたけど、1アシストすることができて、来季に向けて良い一歩になったと思う。自分らしさを出すことができたと思う」。欧州王者をあと一歩まで追い込んだが、結果は惜しくも準優勝。「バイエルンのサッカーはまるでテレビゲームを見ているよう(にスムーズ)だった」と驚嘆したが、個人としてはシーズン最終戦をいい形で締めくくることができたという充実感もある。

「2位だけど、胸を張って帰りたい。決勝ならではの雰囲気で、いい場所だと思った。やみつきになるというか、常にこういう舞台で戦えるチームにいたいと思った」。そう振り返った酒井。休む間もなく日本へ帰国し、6月4日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦に備える。

(取材 了戒美子)

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