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本田に“あこがれ禁止”と言われた今野「素直な気持ちなので…」

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 会見で「ビッグクラブでプレーしている人とやるのは楽しい。あこがれ」と無邪気なコメントをしたことに対し、MF本田圭佑(CSKAモスクワ)から「今野選手みたいにあこがれを持って言われては困る」と指摘を受けたDF今野泰幸(G大阪)。

 アテネ五輪の山本ジャパンや岡田ジャパンでの“いじられキャラ”は、ザックジャパンでも健在だったようで、年下の本田から「大先輩なのだからどんどん言って欲しい」と思わぬ注文を受けた。

 海外サッカーが大好きだという今野は、日ごろからイングランド・プレミアリーグやイタリア・セリエAをチェックしており、香川や長友のプレーをテレビで見ることも多い様子。海外サッカーファンの目線でザックジャパンのチームメートを見る時間もあるのだろう。

 本田に“あこがれはダメ”と言われたことについて聞かれると、「でも素直に(一緒にやるのが)うれしいし、そういうビッグクラブでプレーしている選手が代表にいることが僕らの誇りでもある。そういう選手にいい刺激をもらいながらやっているし、学ぶことも多い。(日本から)そういう選手がどんどん出て欲しい。応援のしがいがある」と戸惑いの表情を浮かべながらもストレートな心情を吐露した。

 とはいえ、次第に向上心を高めているのも事実。「あこがれているだけじゃなく、必死に追いついて、食らいついていく。その人達の要求に応じられるようにというのは感じているので、素直に受け止めています」と話した。

 熱い気持ちを前面に押し出す選手がいれば、今野のような選手もいるのがザックジャパン。チームのバランスはそこでも保たれている。

(取材・文 矢内由美子)

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