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代表帰りの憲剛が2ゴール、川崎Fが2連勝で4強入り

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[6.30 ナビスコ杯準々決勝第2戦 仙台2-3川崎F ユアスタ]

 ナビスコ杯の準々決勝第2戦が30日に各地で行われた。川崎フロンターレは敵地でベガルタ仙台を3-2で下した。先制点を奪われた川崎Fだったが、代表帰りのMF中村憲剛の2ゴールなどで逆転。仙台の反撃を退け2連勝。2戦合計スコアを5-3とし、準決勝進出を決めた。

 先制したのは仙台だった。前半4分、右サイドでボールを受けたFWウイルソンが個の力でゴール前まで持ち上がると、左足を振り抜く。ペナルティーエリア外から放ったシュートは、弧を描くようにゴール左隅に吸い込まれ、勝ち上がるには勝利しかない仙台に幸先よく先制点をもたらした。

 だが川崎Fにはこの男がいた。コンフェデレーションズ杯に出場した日本代表から復帰を果たしたMF中村憲剛が前半10分、FW大久保嘉人からのロングパスで抜け出すと、右足で落ち着いてゴールネットを揺らす。さらに同41分には大久保がタメてFWレナトにパス。さらにワンタッチパスを受けた中村が、コースを見極め、逆転ゴールを突き刺した。

 さらに川崎Fは後半立ち上がり5分、右サイドからMF森谷賢太郎がシュートを放つ。これはGK桜井繁のセーブに遭うが、跳ね返りを再び森谷が押し込み、リードを広げた。

 後のない仙台はMF太田吉彰に代えてFW武藤雄樹を投入するなど、攻撃の枚数を増やして得点を奪いに行く。すると後半23分、その武藤の中央突破からシュートの跳ね返りをウイルソンが押し込み、1点を返した。

 しかし仙台の反撃もここまで。落ち着いた試合運びでゲームを終わらせた川崎Fが2連勝で4強入りを決めた。

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