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前節記録的勝利のG大阪を完封、千葉DF山口「自信になる」

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[7.7 J2第23節 千葉3-0G大阪 フクアリ]

 首位G大阪相手に3得点。しかも前節・岐阜戦でJ2記録となる8得点を記録した攻撃陣を完封しての勝利。今季最多となる1万5982人の大声援に応える快勝劇で、ジェフユナイテッド千葉は4連勝を飾った。

「2-0で前半が終わって、3点目が取れた時点で終わると思っていた」

 千葉は2点リードで迎えた後半13分、左サイドからのFKを獲得すると、MF伊藤大介がゴール前にクロスボールを入れる。「良いボールが来るのは分かっていた。8割はあいつのボールで決まったと思う」。そう謙遜したDF山口智だが、相手DFの頭上で叩く打点の高いヘディングシュートで合わせて、3点目となるゴールを奪ってみせた。

 3得点もさることながら、千葉は5月19日の松本戦以来、8戦ぶりの完封勝利を飾った。DFとして山口も「危ない場面もありましたし、運もあったけど、ガンバ相手に無失点はすごく自信がつく」と胸を張る。だが改めてJ屈指の攻撃力を誇るG大阪攻撃陣の怖さを感じたようで、「ヤット、フタに入ったり、パウリーニョ、平井といったラインは崩れないですし、位置は高いし、ずっと守っている感じでした」と話した。

 古巣G大阪との対戦ということでどうしても注目が集まってしまう。だが山口は「(いつもと同じで)普通ですけどね」と強調すると、「ただ見る人に変な先入観があって、いつもと同じプレーをしていてもそういう見られ方をするのかなと感じます。僕自身は楽しみましたが、今日だから気合が入ったというのはあまりないですけどね」。

 千葉は4連勝で勝ち点を41に伸ばした。勝利した2位神戸との勝ち点差は6のままだが、G大阪との勝ち点差は8に縮まった。「これ以上離されるわけにはいかなかったんでね。まだ優勝を諦めているわけではありませんから」。今年こそ『絶対J1!』に。キャプテンは本気だ。

(取材・文 児玉幸洋)

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