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湘南DF亀川初ゴールも柏が終盤2発で逆転勝ち!

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[7.10 J1第15節 湘南1-2柏 BMWス]

 湘南ベルマーレ柏レイソルとの一戦は、柏がFW田中順也とDF近藤直也のゴールによって2-1で逆転勝ちした。

 3戦連続未勝利の湘南と4戦連続未勝利の柏。早く白星の欲しい両チームの一戦は柏が終盤の2発によって競り勝った。決勝点の近藤は、試合後のヒーローインタビューで「苦しい期間が続いたのでやっと勝てたという安堵の気持ちです」とホッとした表情を見せていた。

 試合は前半、柏がチャンスをつくる。前半11分、田中とのワンツーからMF山中亮輔が左足を振りぬくと、14分には近藤からのロングフィードでDFと入れ替わった田中の左足シュートがゴールを捉える。

 さらに22分には左CKのこぼれ球を拾った相手から山中がインターセプト。そしてPAのクレオが反転しながら左足を振りぬく。強烈な一撃がゴールを捉えたが、湘南はGK安藤駿介がビッグセーブを見せて得点を許さない。

 逆にFW高山薫のコントロールショットなどで先制点を狙った湘南は、後半16分にスコアを動かす。GKからのカウンター攻撃は一度スローダウンしたが、攻撃を組み立て直すと、右中間で反転しながらパスを受けた中川が相手ディフェンスラインの左外側からPAへ侵入したDF亀川諒史へ斜めのスルーパスを通す。これを亀川がコントロールからの左足シュートでゴールを破った。
 
 柏から期限付き移籍中の18歳・中川のアシストからプロ2年目の亀川がJ初ゴール。歓声に包まれたスタンドの後押しを受けた湘南はさらにMF梶川諒太のスペースへのパスやDF島村毅の右足ミドル、そして高山がロングシュートを放つなど流れを離さない。

 だが柏は、後半35分からの2分間で逆転に成功する。まずは35分、MF茨田陽生の右クロスがファーサイドへ流れたところを田中が左足ダイレクトでゴールへ突き刺して同点。そして直後の36分、田中の左CKに反応した近藤が「1点目が自分のポジショニングのミスだったので絶対に取り戻してやろうという気持ちだった」とDFの頭上から豪快なヘディングシュートを叩きこんで逆転した。湘南の反撃を振り切った柏が5戦ぶりの白星。10位へ浮上した。

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