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[国際ユースサッカーin新潟]U-17代表復帰の注目レフティー、三好が存在感

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[7.14 国際ユースサッカーin新潟第2戦 U-17日本代表0-1 U-17新潟選抜 新発田市五十公野公園陸上競技場]

 U-17新潟選抜に苦杯を喫したU-17日本代表だが、負傷の影響などで2月以来のチーム合流となっているMF三好康児(川崎F U-18)が存在感を見せた。DFに距離を詰められても抜群のキープ力で相手をいなして味方にパスをつけると、左足から繰り出すスルーパスで決定機を演出。また32分に左足のコントロールショットでゴール左隅を狙うなど、正確なミドルシュートも効果的だった。

「最初はミドルシュートを狙うことで、相手がシュートを警戒すると思ったので、その中でキラーパスだったり、あとはつけて自分が受けて動かすというところを意識しました」と三好。特にミドルシュートはU-17W杯を想定して磨きをかけている武器だ。「日本がボールを握りだしたら引いてくるチームがあると思う。そこでどう打開するかといったら、ミドルシュートで、相手を前に出すという面もあるし、そこで決め切れれば自分たちが優位になるという面もある。そこは自分としても得意としているシュートなので、どんどん狙っていこうと思っている」

 昨年のAFC U-16選手権では主力のひとりとしてチームの準優勝とU-17W杯出場権獲得に貢献。久しぶりに96JAPANに戻ってきたが、「目標へ向かってチーム全体で向かっていけているなという感じは改めて感じました」。今後はチームとともにU-17W杯(10月開幕)へ向けて突っ走っていく。「自分的には前向きにボールを受けて、その中でシュートにまでいけている場面があったので、もっとシュートの面で決め切ることができるように力をつけることと、相手のディフェンスを見て、どこへ出せばいいのかというのは決まってくると思う。そこをもっと冷静に見ながらできるようになればと思いました」。川崎Fでは中学時代にトップチームとの練習試合でゴール。復帰した注目レフティーがU-17代表の力を高める。

(取材・文 吉田太郎)

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