[7.17 J1第17節 浦和2-3横浜FM 埼玉]

　コンフェデレーションズ杯による中断期間に、2位で突入した浦和レッズ。その勢いを持続したいところだったが、中断明けの4連戦は1勝1分2敗という結果に終わった。その責任をMF原口元気は重く受け止めている。

　原口自身のプレーは、決して悪くなかった。特に前半は、何度もドリブルで敵陣までボールを運び、チャンスを演出した。前半17分にMF那須大亮が決めたミドルシュートをお膳立てした柔かいパスも、見事なものだった。しかし、川崎F戦(0-4)に続く敗戦に原口は「ダメっす」と、繰り返すばかりだった。

「切り替えるしかないですね。全然ダメです。自分のプレーが。ミスも多いし。あんなのやっているようじゃダメ。チームのことは分かりませんが、少なくとも自分に責任がある。特にこの2試合のプレーは良くない。こんなプレーじゃ代表に行く資格はない。とにかく切り変えて、パフォーマンスを上げていかないといけない」

　具体的に、どこが一番の課題だと感じているのかという質問に対し、原口は継続性を挙げた。

「前半は良かったけど、後半にしんどくなってからはミスが多かった。元気の良いうちはいいけど、最後も走り切れなかったのは課題。もっと走り込まないといけない」

　この悔しさを日本代表の一員として出場する東アジア杯でぶつけ、自信を取り戻して浦和に戻って来ることが、原口には求められる。

(取材・文　河合拓)