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後半45分に高原決勝PK!東京Vが2連勝

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[7.20 J2第25節 横浜FC2-3東京V ニッパ球]

 15位の横浜FCと14位・東京ヴェルディとの一戦は、後半45分に元日本代表FW高原直泰が決めた決勝PKによって東京Vが3-2で逆転勝利。東京Vは2連勝とした。

 2-2で迎えた後半アディショナルタイム、東京Vは特別指定選手のMF端山豪(慶應義塾大)が右サイドのゴールライン際までボールを運ぶと、折り返しを受けてPAへ侵入しようとしたMF森勇介がDFに足をかけられてPK獲得。横浜FCの選手たちはPA外側でのファウルを主張したが、認められない。キッカーの高原は右足シュートを冷静にゴール左隅へ沈めて決勝点となった。

 立ち上がり、主導権を握ったのは東京Vだった。前半14分には右サイドを破った森のクロスからDF石神直哉の放ったヘディングシュートがゴールを捉える。そして14分にはMF鈴木惇の左CKからDF井林章が打点の高いヘディングシュートを決めて先制。「嬉しいです。前回の試合も決定的な場面があったんですけど外していたんで、きょうは本当に決めようと思って入っていきました」というルーキー、井林のJ初ゴールでリードを奪った。

 一方の横浜FCは37分にMF中里崇宏が放った左足ミドルがクロスバーを叩くなど前半を0-1で折り返す。だが、後半開始直後の3分、MF内田智也がドリブルでPAまで持ち込むと、FW寺田紳一が左サイドから右足シュート。これはGK佐藤優也にセーブされたものの、こぼれ球に走りこんだMF武岡優斗が左足ダイレクトでゴールヘ沈めて1-1の同点に追いついた。

 さらに横浜FCは14分、左中間で内田とパス交換した寺田がFW大久保哲哉の動き出しを見逃さずにディフェンスラインの背後へ絶妙なボールを落とす。これを大久保が左足ダイレクトで合わせて勝ち越しに成功した。

 東京Vは端山の左足ミドルや高原の右足シュートなどで2点目を狙うもなかなか2点目を奪うことができなかった。それでも後半20分、森の右クロスをMF小池純輝が頭で合わせて同点に追いついた。そして試合終了直前に生まれた劇的な決勝点で逆転勝ち。井林は首位のG大阪と戦う次戦へ向けて「次のガンバ戦へ向けてやっていかないといけない。練習から気を引き締めてやっていきたい」と意気込んだ。

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