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7/20A代表練習後の選手コメント

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 東アジア杯に向け、韓国で合宿中の日本代表は20日、同国北部の坡州(パジュ)で練習を行い、21日の中国戦(ソウル)に向けて最終調整した。

以下、練習後の選手コメント

●FW柿谷曜一朗(C大阪)
「いつもどおりやりたい。一番前でできるし、ゴール前でのプレーをやりたい。スルーパスが出るタイミングというか、ボールも来るので、動き出し次第で得点のチャンスはあると思う」
―2列目の3人の連係が大事?
「サイドに張って、そこからカットインとか、コンビネーションというよりしっかりつないで勝負どころで相手の薄いところを突くのがコンセプト。ボールを持っている選手がボールを失わないことが大事。僕もそうだけど、みんな硬いと思う。でも、硬い、硬いと言っていても、明日が試合。全員が思い切ってやれたら」
―世代別の代表を含めても久々の代表だが?
「ほんま久しぶりに国を背負う気持ち。(所属)チームを背負う以上の責任があると思う。でも、プレッシャーに負けずに、自分らしくプレーしたい」
―中国の映像は見た?
「見ました。技術がしっかりしているし、体も強い。当たり負けしないことが大事」
―中国は荒っぽいプレーも多いが?
「プレーしていれば、故意のファウルか、そうじゃないかは見分けが付く。ただ、プレーすることには変わりない。常に冷静に。でも、やられたらやり返すぐらいの強い気持ちを全員が持っている。局面で負けないようにしたい」

●FW工藤壮人(柏)
―練習後に監督と話していたが?
「自分が右のワイドで出たときの守備の仕方を自分から聞きに行った」
―具体的には?
「自分が対面しているSBの選手が、自分を超えて高い位置を取ったときのSBの選手とのコンビネーションの取り方だったり、どこまで付いていくのかという話だった」
―駒野との関係?
「フォーメーション練習でも話しながらやっていたので、そんなに問題ない。ただ、駒野さんの方がこれまでたくさん呼ばれていて、(チームのやり方を)十分に分かっているので、逆に自分がドンドン聞いて、分からないときは話している」
―ワイドの選手の動き方は整理できている?
「そうですね。ただ、全部が全部、100の力でやっていると体力がもたないので、うまく90分の中で抜きどころは考えてやらないと。全部が全部、監督の言うとおりにやっていたら、自分の良さが出てこないので、監督の要求をしっかりと理解しつつも、どこで自分の良さを出していくのかが重要になってくると思う」
―他の2列目の選手は足元でボールをもらって勝負するタイプが多いが?
「他の2列目の選手とは違った特徴を持っているかなと自分でも思っているし、だからこそ出し手とのコミュニケーションが非常に大事になってくる。一人で打開する選手以上に、もっとコミュニケーションを取って理解を深めていきたい」

●FW豊田陽平(鳥栖)
「今のところ、やろうとしていることは練習を通して一貫しているので、それをどれだけ試合で出せるかだと思うし、それだけじゃなくて、それと違った動き、自分を生かす動きというのも必要だと思う。その兼ね合いは試合になってみないと分からない。練習だけではつかめないので、どういう形で出場するか分からないけど、しっかりと考えながらやっていくことが重要だと思う」
―監督はチームのやり方をリセットして、代表のやり方を学んでほしいと言っているが?
「僕は初めてなので、こうやろうというのをまず頭で考えてしまう。初めて来ているので簡単ではない。違ったことをする恐怖心はある。ただ、それでも生き残っていくためには、自分の長所を出していかないといけないし、その難しさはある。とにかくやってみないと、どうなるか分からないので、やりこんでいきたいという思いはある」
―代表に呼ばれる前と呼ばれた後では代表に対する見方は変わった?
「言うほど考えてはいないけど、しっかり柔軟にやっていけば問題ないと思うし、自分の良さを出すためにどうするべきかというのを考えながらやらないと。当てはめたことばかりやっていても、なかなか生きないかなと思う」

●DF駒野友一(磐田)
「初戦は大事だけど、一番は自分たちのプレーをすることだと思う」
―サイドの攻撃で意識することは?
「いつもやっていることを、このチームでもやっていく」
―キャプテンとして臨む初戦になるが?
「初戦は大事だけど、3試合を通していいサッカーをすることが重要。参加するなら優勝を目指してやっていきたい」

●DF森重真人(F東京)
―2日間の練習で戦術は理解できた?
「特別、すごいことをやっているわけではない。(最終ラインを)上げられるときは上げて、相手が蹴れるときは準備をする。基本的なこと。フォーメーションもチームと一緒だし、そんなに変わりはない」
―4年半ぶりの代表だが?
「CBとして今、出ている2人を脅かす存在になると決めてきた。自信を持ってやっているし、そこに割り込んでいく強い気持ちでやっている。代表に来たらうまくなるわけではない。普段やっていることを出していけたら」
―この4年間、代表のことは意識していた?
「それは常に頭にあった。いろんなことがあったけど、自分の中で考えながらやっていた」
―北京五輪世代も多いが、五輪の悔しさを晴らしたい?
「正直、あのときの気持ちは忘れていることの方が多い。でも、ほとんどあれ以来の代表なので。やってやろうという気持ちでいる」

(取材・文 西山紘平)

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