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日本vsオーストラリア 試合前日のザッケローニ監督コメント

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 日本代表は24日、韓国北部の坡州(パジュ)で練習を行い、25日のオーストラリア戦に向けて最終調整した。

以下、練習後のザッケローニ監督コメント

アルベルト・ザッケローニ監督
―練習では中国戦から大きくメンバーを入れ替えていたが?
「スタメンと控えで分けたわけではない。試合はまだ明日。先発は決めていない。当然、この大会に参加した目的として多くの選手を見たいからというのはあるが、全員を試合で見れる可能性は非常に低い。この大会の最大の目的はできるだけ多くの選手を見ることで、結果を求める大会なら遠藤や今野らを呼んでいた。もちろん、ここには多くの選手を見たいと思って来た。これまで49人ぐらい呼んでいるが、皆さん(報道陣)にはいつも『メンバーを固定している』と書かれるので多くの選手を呼ばないといけないのかなと思った。もちろん、冗談ですが(笑)。皆さんがいつも正しいことはよく分かっている」

―大きい相手に対してどういう試合にする?
「日本のいいところは技術力とスピード。特にスピードに乗った技術力がある。それを出せるフォーメーション(メンバー構成)にしようと思っている。スピードに乗った技術力を出すには、コンディションと気候も影響する。明日があまり暑くなければいいなと思っているが、まずは相手より日本の武器を考えないといけない」

―練習後に守備陣を集めて指導していたが?
「今後は非公開にしようかなと思う。練習の件で質問されてばかりなので(笑)。初めてに近いメンバーで合わせるうえで一番大変なのはディフェンス。中国戦のように一つのミスが失点につながる。一人がアプローチに行ったら、一人がカバーリングに入らないといけない。慣れていないメンバーで、クラブで言われていることとも違う。ただ、このチームでは監督の指示に従ってもらわないと困る。(乗用車が走るのも)韓国は右車線だが、日本は左車線。その調整と同じように、日本代表のやり方に慣れてもらわないといけない」

―オーストラリアは豊田の良さを生かすのに格好の相手では?
「まず彼はJリーグでいいパフォーマンスを見せている。3試合のどこかで彼を見たいと思っている。欲を言えば全員見たいが、それは無理かなと思う」

―練習で柿谷がトップ下に入っていたが、1トップとどちらが適正か?
「個人的な感覚では、時間が経てば両方できるのかなと思っている。現時点ではセンターフォワードの頭でプレーしているのかなと思う。まだ若いし、元来はトップ下の選手と聞いている。視野の広さや技術の高さはトップ下のもので、一瞬の動き出しや裏を突く動きはセンターフォワードのもの。相対的にはセカンドトップタイプの選手かなと思う」

(取材・文 西山紘平)

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