beacon

大迫がハットトリック!!鹿島がスルガ銀行杯連覇

このエントリーをはてなブックマークに追加

[8.7 スルガ銀行チャンピオンシップ 鹿島3-2サンパウロ カシマ]

 スルガ銀行チャンピオンシップ 2013が7日、カシマスタジアムで行われ、昨季のナビスコ杯王者鹿島アントラーズと、コパ・スダメリカーナの優勝チームのサンパウロFC(ブラジル)が対戦した。鹿島は2-2で迎えた後半アディショナルタイムにMF柴崎岳のシュートがFW大迫勇也に当たりコースが変わるというラッキーゴールで勝ち越し。3-2で勝利し、昨年に続く2連覇を達成した。日本勢としても4連覇となった。

 先制は鹿島。前半25分、浮き球パスで抜け出した柴崎がエリア中央に持ち込み、裏に抜け出した大迫パス。飛び出したGKロジェリオ・セニと相手DFとの3人で交錯するが、大迫の足もとにこぼれ、左足で押し込んだ。さらに鹿島は同39分、MFジュニーニョが左サイドからクロスを上げると、ニアに走り込んだ大迫が絶妙タッチで合わせてリードを2点に広げた。

 サンパウロの反撃は後半に入ってからだった。13分、MFパウロ・エンリケ・ガンソがゴール正面の位置からミドルシュートを放つ。左足から放たれたボールはシュート回転しながらゴール左隅へ。GK曽ヶ端準の懸命のセーブも実らず、ゴールネットが揺れた。

 鹿島も直後にチャンスを迎える。大迫がエリア内で倒されPKを獲得。このPKを大迫自ら蹴るが、ロジェリオ・セニに止められる。蹴り直しとなったPKを枠上に大きく外してしまい、追加点のチャンスを逃した。

 すると後半30分、DFドゥグラスがグラウンダーで入れたクロスがファーサイドに走り込んだガンソに渡る。これを折り返すと、受けたFWアロイージオが無人のゴールに蹴り込み、試合を振り出しに戻した。

 だがドラマが待ち構えていた。このまま4大会連続のPK戦に突入するかと思われた後半アディショナルタイム2分、MF野沢拓也の落としに柴崎が反応。思い切って右足を振り抜くと、ボールは大迫に当たりゴール方向に。これがGKの逆を突き、転々としながらもゴールラインを越えていった。当初は柴崎のゴールとなっていたが、試合後に大迫のゴールに変更となった。

 劇的勝利を飾った鹿島。大会史上初の連覇を達成した。

TOP