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「やっぱりゴールは気持ちいい」、柳沢弾などで仙台が鹿島に逆転勝利

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[8.10 J1第20節 仙台2-1鹿島 ユアスタ]

 ベガルタ仙台がホームで鹿島アントラーズを2-1で下し3連勝を飾った。前半を1点ビハインドで折り返した仙台だが、後半10分にFW柳沢敦の得点で同点に追いつくと、同36分にはMFヘベルチが逆転弾を決めた。勝ち点を31に伸ばした仙台は8位に浮上。勝ち点32のままの鹿島は順位を1つ落とし、6位となった。

 仙台が押し気味に進めたゲームだったが、先制点は鹿島に生まれた。前半23分、右サイドからMF遠藤康がクロスを上げると、ニアに走り込んだFW大迫勇也の頭上を越え、ファーサイドに流れる。これにスライディングで飛び込んだMF中村充孝が右足ダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。中村は第12節名古屋戦以来の今季2ゴール目。7日にサンパウロ(ブラジル)とスルガ銀行杯を戦い、中2日で迎えた鹿島が先に試合を動かした。

 だが後半に入ると仙台が反撃。後半10分、右サイドからDF蜂須賀孝治が上げたクロスを、ファーサイドでフリーとなった柳沢が難なくヘディングで合わせて同点とした。

 さらに後半36分、MF佐々木勇人が左サイドを駆け上がり、エリア内に侵入すると、ファーサイド目がけクロスを上げる。これをヘベルチが頭で押し込み、逆転に成功。途中出場した2人が決勝点を生み出すという理想的な展開。手倉森誠監督の手腕も光った一戦となった。

「やっぱりゴールは気持ちいい」。リーグ戦では5月6日の名古屋戦以来の今季2ゴール目に充実の汗をぬぐった柳沢。全盛期を過ごした古巣相手のゴールに対して、36歳となったベテランFWは、「僕にとっては特別なチーム。いいゲームが出来てよかった」と笑顔を見せた。

「ホームはもちろん、すべて勝つつもりで頑張りたい」。昨季は2位と躍進した仙台。今季序盤は初のACLも含めた連戦に苦しんだが、いよいよ上位を射程圏に捕えた。

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