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31日開幕の天皇杯、“最後”の国立決勝へ88チームが参戦

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 日本サッカー協会は26日、都内で第93回天皇杯全日本サッカー選手権の開幕記者会見を行った。前日25日に出場全88チームが決定。31日、9月1日に1回戦が行われ、J1、J2勢が登場する2回戦は9月4、7、8、11日に行われる。

 決勝は14年1月1日。舞台となる国立競技場は来年3月から改修工事に入る。工事期間中は公募で決勝の会場を決めることになっており、改修工事が終わる19年度大会以降は再び国立開催を目指すが、現在の国立競技場では今大会が“最後”の天皇杯決勝となる。

 大仁邦彌会長は「現在の国立で行われる天皇杯決勝は今回が最後。そこで有終の美を飾るというのも、選手のモチベーションになると思う」とコメント。15年1月にオーストラリアでアジア杯が開催されるため、14年度の天皇杯決勝は14年12月13日に前倒しすることも決まっている。“元日国立”を懸け、例年以上の熱戦が繰り広げられるはずだ。

 今大会には高校4チーム、大学14チームのほか、「(来年からスタートする)J3に手を挙げている12チーム」(佐々木一樹・天皇杯実施委員会委員長)も出場する。大仁会長は「J3がどういうレベルにあるか。JFLとは違うというプライドを持って、その意気込みを見せてほしい」と、現在のJFL以下のカテゴリに属するチームの奮闘にも期待していた。

 10月13、14日に行われる3回戦の会場は現時点で未定となっており、2回戦終了後、対戦する当該2チームに関連のある会場から決定する。また、4回戦以降の抽選会を10月20日に行う予定であることも発表された。

(取材・文 西山紘平)

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