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連敗ストップの大宮、決勝点の渡邉大剛が号泣

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[8.31 J1第24節 大宮1-0横浜FM NACK]

 声を震わせて号泣した。連敗を8でストップする決勝点を決めた大宮アルディージャのMF渡邉大剛は試合後のヒーローインタビューで感極まった。

「サポーターのみなさんには本当につらい思いをさせてしまって、自分たちもつらかったけど、今日やっと勝てて本当にうれしい」。安堵と歓喜に目からは涙が止まらない。「後半は守備の時間が長かったけど、絶対に守り切ってやろうと思っていた。サポーターの後押しがなかったら勝てなかったと思う」と嗚咽を漏らした。

 シーズン序盤にはクラブ記録の7連勝を飾るなど、昨季から続いた21戦不敗(13勝8分)のJ1記録を樹立し、クラブ史上初の首位にも立った。ところが、5年ぶりの5連敗を喫した今月10日のC大阪戦(0-3)後にベルデニック前監督を解任。20日にはテクニカルデイレクター(TD)を務めていた小倉勉氏が新監督に就任したが、簡単には流れを絶ち切れなかった。

 前節・川崎F戦(1-2)でクラブワースト記録となる8連敗。チーム状態はどん底にまで落ちた。「サッカーはいいときもあれば、悪いときもあると思うけど、こんなに浮き沈みの激しいシーズンはないと思う」。思わず苦笑いを浮かべた渡邉。「ここまで勝ち点を稼げなかった分、残りの試合で取り返したい。首位のマリノスを破ったことで、みんなの自信になると思う。もう一度、強いアルディージャを取り戻したい」。7月10日の名古屋戦(1-0)以来、9試合ぶりの白星。首位・横浜FMと勝ち点8差の6位で踏みとどまった大宮が再び上昇気流に乗れるか。


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